1999年5月24日

多機能フォーム用紙を新発売

日本製紙株式会社

当社はこのたび、多機能フォーム用紙を開発・発売しました。

商品名  NPiフォームDX
特 徴
  • ノンインパクトプリンター(NIP)の主流である「レーザー方式」と「インクジェット方式」のいずれにも対応。プリンタによる紙替えや、選択の手間がありません。
  • カラー印刷では、これまでの上質フォーム紙を越える、美しい仕上がりが得られます。
  • 印刷後、圧着タイプのはがきなどに使う場合に必要な、糊(のり)加工適性にも優れています。
  • 地球環境時代にふさわしく、古紙配合品です。
フォーム用紙は、コンピューターの普及発展とともに、そのアウトプット用紙としてマーケットを築いてきました。しかし最近では、帳票のカラー化・ビジュアル化により、DMや商業印刷の分野を取り込み、多色印刷にも対応する機能が求められるようになりました。また、これまではプリンターの種類別に、レーザー方式とインクジェット方式では異なる紙を使っており、紙を選択する必要がありました。
このような状況の中、各種の要求品質を満足させるために、従来のフォーム用紙の機能をさらに高めた「多機能フォーム用紙」を開発したものです。

なお、当社ではこれに合わせ、すでに発売していました再生フォーム用紙「りぼんフォーム」(古紙配合70%。白色度68%)のうち薄物である60g品をレーザープリンタに使用できるよう技術開発を行い、このたび発売しました。従来は64g品以上でしかレーザープリンタには使えませんでしたが、製品単価に占める紙代のウエイトを軽減するために、製品開発が求められていました。

環境への配慮の気運が高まる中で、「古紙有効利用の促進」は製紙産業にたずさわるわれわれの大きなテーマです。当社では古紙の利用率を上げるため、上記2品種や先に発売した再生レセプト用紙など、基本品質を損なわない範囲で可能な限り「再生紙化」を推進してまいります。

 
以上