1999年8月3日

超高白コート紙を開発

日本製紙株式会社

当社は、従来のコート紙のジャンルを超えた白さをもつ、超高白コート紙を開発、上市します。

製品名:ダイナピュアホワイト

特長
これまでコート紙(グロスタイプ)の白さは、「白色度」で80%~82%程度が中心で、最高でも83%程度でした。これに対し、ダイナピュアホワイトは白色度85%と、限界を超えた画期的な白さをもっています。また、ふつう、紙は白くなるとともに「不透明度」が下がり、裏に書かれた文字が見えてしまうという問題がありますが、この紙の不透明度は90%以上と、従来品と変わりません。また、表面の光ぐあいを表す「光沢度」も、71%から73%にアップしています。
これらの結果、従来品に比べいっそう美しい印刷が可能になりました。

生産技術
ダイナピュアホワイトは当社石巻工場で生産します。同工場では、紙に添加する填料(炭酸カルシウム)を自製していますが、技術改良によって、この品質向上に成功し、ダイナピュアホワイトの生産を可能にしました。

今後の展開
ダイナピュアホワイトは、写真が美しく表現できるという特徴から、主に出版物の本文や広告タイアップページ、さらに高級カタログやパンフレットなどの用途を中心に販売を進めてまいります。なお、従来品「NPi高白コート」も、引き続き生産・販売いたします。
これからも当社は、最新の技術で、社会のニーズに適応した紙の開発に取り組んでまいります。

 
以上