1999年10月26日
以上
大昭和製紙の無塩素パルプへの取り組み
大昭和製紙株式会社当社は、年間1,100,000トンの晒クラフトパルプを使用しており、このうち122,000トンは当社の海外工場から無塩素パルプを輸入して使用しております。さらに、本社工場鈴川、本社工場吉永では、無塩素パルプのテスト製造も進めており、需要家の環境保全意識に応えるべく、平成16年度(2004年度)までに順次無塩素漂白法の導入を計画しております。
完成予定時期 | 年間生産量(トン) | |
本社工場鈴川 | 平成12年度 | 246,000 |
本社工場吉永 | 平成12年度 | 150,000 |
岩沼工場 | 平成16年度まで | 146,000 |
白老工場 | 平成16年度まで | 340,000 |
なお、輸入晒クラフトパルプについても順次全量無塩素パルプに切り替え、平成16年度までに当社使用のすべての晒クラフトパルプを無塩素パルプに転換する計画を進めております。
当社は、「大昭和地球環境憲章」に則り、地球に優しい、環境に配慮した施策を継続して実行しており、その一環として無塩素パルプにもいち早く取り組んできており、今後も積極的に取り組んでまいりますことをお知らせいたします。
無塩素漂白(ECF漂白)とは、分子状塩素(塩素ガス)はダイオキシンを発生させる可能性があるので、ダイオキシンの発生のないまたは、きわめて少ない、二酸化塩素を使用するパルプの漂白方法です。