畜産王国みやざき!
〜元気森森®で日本を元気に!!〜
食料安全保障とフードテックの最前線を探る宮崎発の情報番組です。毎週、自治体、企業、生産者など多彩なゲストをお招きし、畜産業界の最新情報や専門知識を共有します。


TALK THEME
トークテーマ
畜産業に携わる方々や、これから畜産を始めたい方、そしてフードテックに関心を持つリスナーに向けて、さまざまな情報をお届けします。
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ゲストトーク
毎回畜産や食に関する知見者にお越しいただき、幅広くお話を伺います。
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元気森森®コーナー
日本製紙社員とゲストによるクロストークです。元気森森®についてさまざまな角度から掘り下げます。
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王国のホッとタイム
ラジオではお伝えしきれなかった出演者のスペシャルトークをYouTubeで限定公開します
PERSONALITY
パーソナリティ
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大野 泰敬
株式会社スペックホルダー代表取締役
農林水産省政策研究所客員研究員 -
奥山 真帆
エフエム宮崎アナウンサー
番組への質問・メッセージはこちらからお送りください。
morimori@joyfm.co.jpCONTENTS
コンテンツ
YouTube「王国のホッとタイム」は「ちくほっと」でご覧いただけます
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2025.06.29
ブランドを通してお客さまとつながりたい
ミルクでつなぐ明日の笑顔本日のゲストは南日本酪農協同株式会社営業企画部企画管理課 石川年樹さんです。九州の皆さんはなじみ深い商品ばかりですが、奥山アナウンサーの一押しはデーリィ牛乳。「濃厚で甘いのに後味スッキリ。初めて飲んだ時の感動は忘れられない」そうです。パーソナリティ大野のお勧めはスコールと生乳にこだわった高千穂牧場カフェ・オレ。カフェ・オレはコンビニでも購入できるほどの人気商品に育ちました。
デーリィ南日本酪農協同株式会社HP AuDee(オーディー)
スコールは2021年に50周年を迎えたブランドですし、同社のヨーグルッペは2025年に40周年を迎えたそうです。一つのブランドが長く愛されているのは「ブランドを通してお客さまとつながる」という意識を会社としてもっているから。ブランドを大切にするからこそ、時代に合わせて育て、変えているそうです。
WEBサイトにも楽しいコンテンツがたくさん。各種製品ページだけではなくデーリィ体操やレシピも掲載されています。是非一度訪問してみてください。アフタートーク番組「王国のホッとタイム」では、売り上げTOP5とは行きませんが、売れ筋商品をご紹介します。皆さんのお気に入り商品はランクインしているでしょうか?!
売れる商品は作り方だけでなく、売り方にも工夫があります。商品開発からプロモーションまで、幅広くお話を伺いました。 -
2025.06.22
作業の省力化・効率化をお助け
酪農機械の百貨店本日のゲストは西日本オリオン株式会社南九州支店長 前田正之進さん、宮崎営業所長 樋高弘幸さんです。西日本オリオンはさまざまな酪農機械の販売、保守メンテナンスを行っています。酪農機械の導入は作業時間削減、省力化に間違いなくつながるため導入が増えているそうです。搾乳ロボットの他にも、自走する(ぶつからないように止まる)給餌ロボット、牛の活動量を計測する機器なども品ぞろえ。個体の乳量もそれぞれ測定できるので、飼料設計も個々対応できる設備もあるそうです。
農業機械は大規模農場向けだけではありません。小規模農場にも合う製品があります。労働時間の短縮、省力化を検討中でしたら、一度相談してみてはいかがでしょうか。アフタートーク番組「王国のホッとタイム」では、西日本オリオンの販売戦略についても話を伺いました。扱う製品数がとても多いのですが、研修会で学びながらお客様に接しているそうです。日々勉強ですね。
ホームページはお客様に製品の機能をわかりやすく伝える大切な接点。チラシ、ネットも含めて複合的に情報発信しているそうです。 -
2025.06.15
ストレスフリーでおいしい牛肉を
受賞歴多数の牧場本日のゲストはすずき牧場 場長 松永大輝さんです。すずき牧場ではU-motion(デザミス株式会社)を導入し、効率的に子牛の健康を管理しているそうです。
自分でいい枝肉を作りたい!と牧場に転職された松永さんは大の牛好き。転職してよかった点は「好きな牛をずっと見ていられる」。大変な点は「転職してから2年半毎日世話をしていて休みがないこと。でも毎日牛を見ていても飽きない」なんて、本当に牛が好きなんですね。
すずき牧場の牛は、数々の受賞歴があります。いい親牛からの子牛を育てること、牛をストレスフリーでのびのびと育てながらも、愛情と手間をかけているからです。アフタートーク番組「王国のホッとタイム」では松永さんのこぼれる牛愛が随所に見られます。夢はすずき牧場を日本一の農家にすることだそうです。
「趣味は牛!」な松永さんは、牛飼いであることがうれしくて、仕事していて楽しい!そうですが、メンバーは「アニマルセラピー」が必要なようで・・・?どうぞご覧ください。 -
2025.06.08
目に見えないものを照らし人や家畜を見守る
スタイリッシュな環境センサー本日のゲストは株式会社AmaterZ(アマテルズ)代表取締役 矢島正一さんです。主力製品「tukumo」は環境センサー。離れた場所から現場の環境を把握でき管理でき、温室効果ガスの低減、アニマルウェルフエアの証明にも使えるように開発されました。
このtuskumo1、とにかくデザインがカッコいい!さらに振動による自己発電とソーラーパネルも備えているのに超小型‼Sonyのウォークマンをデザインを統括された方が、tukumo1のデザインも統括されたというから納得!思わず手に取ってみたくなる腕時計のよう。デザインだけではありません。tukumo1は牛の耳標に装着すると活動量、温度、湿度がわかり、tuskumo2を畜舎に設置すると二酸化炭素、アンモニア、メタンを測定することができるそうです。アニマルゾーンで使える複数のガスを測定するセンサーは今までなかったそうです。
矢島さんはもともとソニーにお勤めでした。その時に農家さんの生の声を聞き「農家は農業をしているだけでなく、その土地を守っている」と実感。一次産業をテクノロジーで支えたいとAmaterZを立ち上げました。
今までもさまざまな畜産DXをご紹介してきましたが、畜舎のセンサーは初めてです。さらにYouTubeではtukumoの写真も掲載していますので、お楽しみに。アフタートーク番組「王国のホッとタイム」では、環境センサーtukumoの機能や性能について、さらに深掘りします。
霧島の環境に魅了され、鹿児島に移住してしまった矢島さん。お肉がおいしい、サイコー!!と移住の素晴らしさを伝えます。今回は移住のススメ!いや、プロモーションの大切さを痛感する会?! -
2025.06.01
丹那牛乳で町おこし
地元で支える観光牧場本日のゲストは酪農王国株式会社元代表取締役 西村悟さんです。酪農王国は都市と農村の共立を図る場所として平成9年にオープンした観光牧場です。動物と触れ合えるだけでなく、バターやアイスクリームなどを自分で作って食べることができます。地元で生産される生乳を使ったソフトクリームは多い日には一日2000個売れるとか!また、140年の歴史がある丹那牛乳を使ったお菓子を開発し、丹那牛乳ブランド土産品として伊豆・箱根で販売されています。クラフトビールも製造していて、国内一号のオーガニック認証を取得されました。
丹那牛乳を生産する農家の一つ「片野牧場」は元気森森®を与えています。最初は牛のエサを変えることにあまり乗り気ではなかったそうですが、与えてみると夏場の乳量が増え、乳脂肪が下がらず、繁殖の成績もアップ。牛の健康維持に効果があったのでは、とのことでした。国内製造で安定供給される点も重要、と強調されました。アフタートーク番組「王国のホッとタイム」では西村さんのプライベートについても伺いました。
パーソナリティー大野さんと西村さんは旧知の仲なのですが、大野さんがいつもびっくりするのが「西村さんの人脈」。皆さんご存じの元首相のお名前も出てきます。
酪農王国のソフトクリームが売れている理由、それはおいしいから。おいしさの理由は「近くに牧場があるから」で、絞ってから最短5時間でソフトクリームになるそうです。
酪農王国なのに地ビールを醸造し、野菜も生産しており、来場者はその場で楽しむことができます。酪農体験だけでなく、野菜の収穫体験もできるそうです。おいしくて楽しい「酪農王国」。皆さん、ご来場お待ちしています。 -
2025.05.25
自分が作ったものを食べてもらいたい
日本一のチーズを作る酪農家本日のゲストは株式会社加藤牧場代表取締役 加藤 教昭さんです。加藤牧場はもともと県内トップ10に入る大規模酪農家だったそうです。自分たちの生乳を出荷し、販売してもらうのではなく、自分で販売するにはどうしたらいいか考えた結果、たどり着いたのはチーズやヨーグルトの製造販売。おいしさの秘訣は絞ったあとにすぐ作ること。鮮度の違いが味に出る、ということでジャージー牛乳から作られたフロマージュヨーグルトを早速試食!その感想は・・・
加藤牧場のカマンベールチーズはジャパン・チーズ・アワード 2024「ソフト/白カビ」部門で、最優秀部門賞を受賞しました。最初は「趣味」だったチーズ作りが日本一になったその秘訣はなんなのでしょう。
また、加工品の製造販売を始めたときは六次化(一次産業の生産者が最終商品まで加工・販売すること)の走りだったそうです。これから六次化産業に取り組みたい生産者さんへのアドバイスもいただきました。アフタートーク番組「王国のホッとタイム」では、さっそく試食を進めましょう。季節のフルーツイチゴを使ったミルクプリンのおいしさといったら!あまりのおいしさに食べ続けるメンバーたち・・・奥山アナウンサーの食レポが光ります。
加藤牧場の製品はおいしいだけでなく、見た目もかわいいのですが、そこには加藤さん自身が消費者としての視線で商品開発をしているから。移動販売カーで宮崎県内を回って販売されているそうですので、ホームページをチェックして、ぜひ一度、いかがですか?