大竹工場は、日本三景のひとつ、宮島の南対岸に位置し、三菱ケミカル、三井化学などがある化学コンビナートの一角に位置しています。工場の近くを流れる小瀬川の流域はもともと手漉き和紙の盛んな地域として知られていました。1959年に旧海兵団跡地他にパルプの自給体制を計るため建設され、1973年より高級白板紙、2001年より段ボール原紙の生産を開始しています。2008年4月、日本製紙グループの事業再編に伴い、旧三島製紙株式会社大竹工場が統合され、新たな大竹工場として発足しました。上流には弥栄ダム(他に小瀬川ダム、渡ノ瀬ダム)があり、豊富で良質な水を供給しており、土地、水、港に恵まれた工場です。近隣には日本製紙株式会社岩国工場があり、日本製紙グループとして各種協力体制・連携メリットを追求しています。

工場名

日本製紙株式会社 大竹工場
(にっぽんせいしかぶしきかいしゃ おおたけこうじょう)

所在地

〒739-0601
広島県大竹市東栄2-1-18

連絡先
敷地面積

464,000m2

従業員数

246人(2024年4月1日現在)

パルプ設備能力

古紙パルプ 855トン/日

抄紙機設備能力

6台 1106トン/日

動力設備能力

ボイラー5缶 最大蒸気量635トン/時
タービン7基 出力89,500KW

  • 予備缶4缶・予備機5機を含む
用水

小瀬川
最大取水量 122,400m3/日

年間生産量(2022年実績)

紙 95,499トン
板紙 249,286トン

主要製品

段ボール原紙、白板紙、カップ原紙、純白ロール紙、片艶クラフト紙、上質紙、書籍用紙

大竹太陽光発電所

総容量 826kW (パネル枚数3,304枚)
想定発電量 800MWh/年

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