セレンピア®
インダストリー

木を構成する繊維をナノレベルまで細かくほぐすことで生まれる
セルロースナノファイバーです。

ABOUT

特長
  • 生産・廃棄に関する環境負荷が小さく、軽量であることが特徴です。
    弾性率は高強度繊維で知られるアラミド繊維並に高く、温度変化に伴う伸縮はガラス並みに良好、酸素などのガスバリア性が高いなど、優れた特性を発現します。
用途
  • 各種補強材
    (ゴム、樹脂、セメント・コンクリートなど)
  • 各種機能性添加剤
    (増粘剤、分散剤、保水剤、レオコン剤、保形安定剤など)
ラインナップ
  • TEMPO酸化タイプ:
    TC-01A(標準品)、TC-02X(低粘度品)、
    TM-01B(μシリーズ、開発品)、
    TD-02X(低粘度品、粉体開発品)
  • カルボキシメチル化タイプ:
    CS-01(白濁粉体品)、CS-12(透明粉体品)

【入門編】セレンピア®ってなに?
木から生まれた最先端バイオマス素材

「軽くて強い」「環境にもやさしい」「さまざまな分野で活躍できる」そんな新しい素材が木から生まれていることをご存じでしょうか。
それが日本製紙のセルロースナノファイバー(CNF)「セレンピア®」です。食品から化粧品、乗り物の部材や工業品まで幅広く使われ始めている、この次世代素材の魅力をわかりやすくご紹介します。

【インダストリー編】日常を支える!
自動車や素材の「軽量化」に貢献するセレンピア®

省エネやCO2排出削減のため、ものづくりの世界では「軽くて強い素材」が求められています。そこで注目されているのが、木から生まれたセルロースナノファイバー(CNF)「セレンピア®」です。
ここでは、工業向けにCNFがどのように役立っているのかをご紹介します。

SUSTAINABLE
POINT

持続可能な森林を活用・⽣分解性可能な素材

持続可能な管理が行われている森林等から得られたセルロースを使用しており、絶滅危惧種の森林は使用しておりません。一般的なセルロースと同様に、生分解性を有します。

貢献を目指す
SDGs
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • つくる責任つかう責任
  • 陸の豊かさも守ろう
  • パートナーシップで目標を達成しよう

【総括編】「木とともに未来を拓く」:製紙の歴史が育んだ総合バイオマス企業と再生可能な循環素材

食品・化粧品・工業材料まで、幅広い分野で活用されている木質セルロース由来の新素材「セレンピア®」。この素材は、単に技術革新だけで誕生したわけではありません。
150年以上にわたり「木」と向き合ってきた日本製紙グループの歴史と、「木とともに未来を拓く」という企業哲学が土台となって生まれたものです。
日本製紙がどのようにして総合バイオマス企業へと進化し、セレンピア®という再生可能な循環素材を通じて、持続可能な社会の実現に貢献しているのかをご紹介します。

Q&A

  • 乳化安定剤としての特徴を教えてください。

    セレンピア®インダストリーは、ピッカリングエマルション効果により、水と油の界面を安定化し、エマルションの分離を抑制します。界面活性剤に頼らない乳化安定化が可能なため、乳化剤の使用量を抑えた処方設計にも活用できます。

  • 重い粒子が沈まないようにする沈降防止剤として使用できますか。

    はい。セレンピア®インダストリーは、CNFが形成する三次元ネットワーク構造によって粒子を支えることで、比重の大きい金属フィラーやセラミック粒子の沈降を抑え、均一な分散状態を維持しやすくします。

  • 石油由来のバインダーや増粘剤から置き換えられますか。

    はい。セレンピア®インダストリーは、植物由来のセルロースから作られる再生可能なバイオマス素材です。PVAなど石油由来のバインダーや増粘剤の代替素材として、さまざまな用途で活用されています。

  • 塗布時の糸引きや印刷時の滲みを抑えるにはどうすればいいですか。

    セレンピア®インダストリーを添加することで曳糸性を抑えることができます。これにより塗布時の糸引きや印刷時の滲みを低減できます。

  • 焼成前のセラミックの強度(グリーン強度、生強度)を向上させられますか。

    セレンピア®インダストリーを少量添加することで、焼成前のセラミック成形体の結着性を高め、グリーン強度(生強度)を向上させることができます。

  • 塗料の保管中に底で固まるのを防げますか。

    セレンピア®インダストリーを塗料に配合すると、三次元ネットワーク構造によって粒子の沈降を抑え、保管後も再分散しやすい状態を維持できます。これにより、塗料の底部での固結を抑制できます。

  • セレンピア®インダストリーは温度が変化しても粘度を維持できますか。

    セレンピア®インダストリーは高温・低温の環境でも粘度が変化しにくく、分散状態も安定して維持できます。保管・輸送時の温度変化による粘度や分散状態への影響を抑えられるため、安定した処方設計に活用できます。

  • 少量でもしっかりと結着できますか。

    セレンピア®インダストリーは低添加率でも高い結着性を発揮するため、バインダーとして活用できます。水系で扱いやすく、植物由来の素材であることも特長です。

  • どの程度添加すると良いのでしょうか?

    処方に対してCNFの固形分0.02~0.3%の添加を推奨しております。
    ※処方や期待する効果により異なります。

  • セレンピア®インダストリーを添加する際の撹拌の条件を教えてください。

    ・粉体品(TD-02X、CS-01、CS-12)
    ⇒ホモディスパー等の羽根つき撹拌機で3,000rpm×60min程度の撹拌を推奨しています。
    ・水分散品(TC-01A、TC-02X、 TM-01B )
    ⇒ホモディスパー等の羽根つき撹拌機で1,500rpm~2,000rpm×20min程度の撹拌を推奨しています。