日本製紙（社長：中村雅知、以下「当社」）は、大和証券エスエムビーシープリンシパル・インベストメンツ株式会社（本社：東京都千代田区、社長：渡辺秀雄、以下「大和証券SMBCPI」）との間で、当社の100％出資子会社である株式会社旭川グランドホテル（本社：北海道旭川市、社長：佐藤行信）の全ての株式を大和証券SMBCPIの関係会社へ譲渡することを決定し、本日、株式譲渡契約を締結いたしました（9月末までに譲渡予定）。

当社グループのホテル事業は1951年に発足した株式会社ニュー北海ホテルに始まり、以来56年間にわたって、旭川市で格式と伝統を併せ持つ地域一番館として広く認知されてきました。その間、2004年には、老朽化した「ニュー北海ホテル」を閉館することにより経営資源を「旭川グランドホテル」に集中させるなど、独自運営による収益力強化とサービスの高品質化に努めてきました。

一方、近年のホテル業界では、ブランドの活用や高度な運営ノウハウの導入等を企図した運営アライアンスが積極的に行われており、集客についてもお客様のニーズが多様化するなどホテル運営を取り巻く環境は大きく変化しております。

このような状況下で、当社は、ホテル・旅館をはじめ幅広い資産への投資に積極的に取り組んでいる大和証券SMBCPIに旭川グランドホテルの経営を引き継ぐことといたしました。当社としては、同社が、北海道に強固な経営基盤と全国的な営業拠点を持つ、株式会社グランビスタ ホテル＆リゾート（旧社名：三井観光開発株式会社）をはじめとする投資先とのアライアンス強化を実施することにより、旭川グランドホテルの今後のさらなる発展が可能であると考えております。

（ご参考）