ニュースリリース「詰め替え」から「差し替え」へ。紙パックから生まれたパーソナルケア用品パッケージ「SPOPS®」の液体充填を開始~子どもからお年寄りまで、誰でも簡単に中身を交換できる新発想パッケージ~

日本製紙株式会社

日本製紙株式会社(社長:馬城 文雄、本社:東京都千代田区、以下「当社」)は、50年以上にわたる紙パック事業のノウハウを生かした、シャンプーなどの"差し替え"容器「SPOPS®」の専用充填機を開発し、第1号機を化粧品等の包装・充填事業を行っている株式会社LUC(社長:内田 光彦、本社:群馬県安中市、以下「LUC」)に本年1月26日に設置し、調整・試運転を完了して稼働ができるようになりました。持続可能な素材である「紙」を使ったパッケージへの関心が高まる中、化粧品・日用品メーカーに対し採用を働きかけていきます。

「SPOPS®」は、シャンプーなどの詰め替え商品に使われているプラスチック・パウチの代替が可能な、新発想の紙パックです。当社は、1964年に日本で初めて屋根型の牛乳パックカートンを製造・発売したパイオニアであり、そのノウハウを生かして、2016年に、誰でも簡単に中身を交換できる紙製パッケージとして「SPOPS®」を開発しました。その後、専用充填機の開発を進めてまいりましたが、このたび完成したことから、今後はLUCにおいて、いつでも、シャンプーなどを「SPOPS®」に充填することができます。

SPOPS®専用充填機

SPOPS®イメージ

 

「SPOPS®」の特徴

1. 簡単に交換ができる
・中身を詰め替えるのにかかっていた時間を、約1/4に短縮します。
・液体をこぼしてしまう心配もありません。

2. カートリッジの素材は紙がメイン
・紙は、再生産可能な森林資源からできています。
・紙は分別・回収によりリサイクルできます。持続可能な社会に貢献する素材です。
・パッケージに使われるプラスチックの使用量を減らすことができます。

3. 輸送効率が大幅アップ
・商品パッケージの形は直方体なので、すきまなく積み重ねられます。
・運送時の容積を約45%おさえて運ぶことができます。

 

当社は、「木とともに未来を拓く」とのスローガンを掲げ、紙を基材とするパッケージ事業の伸長を図っています。今後は、シャンプーやボディソープなど、毎日の生活で使われるパーソナルケア用品を製造するメーカーに対し、商品ブランドを訴求するパッケージとして、紙パックから生まれた、新発想の"差し替え"容器「SPOPS®」の本格的な販売活動を進めてまいります。


以上