製紙工程ワイヤーで紙を形作る

さあ、これから、いよいよパルプを紙にしていくんだよ。

うわあ、大きな機械だなあ!
ここで紙が作られるんだね。

製紙工程

製紙工程では、紙を作る方法はいろいろなものがあるけれど、ここではカタログや写真集なんかに使うきれいな紙を作る工程を見てみよう。
まず最初にパルプを水で薄めてワイヤー(網)の上に広げるんだ。
そうするとパルプだけが上に残り、薄いシートができ上がる。
これを大きなロールの間に挟んで脱水し、ドライヤーで乾燥させて紙を作るんだ。
でき上がった紙は、強度を高めるために表面に塗料を塗られたり、ロールでしごいてツヤを出すなどさまざまに加工されるんだよ。
そのあとは、紙をいったんリールに巻き取って、カッターで決まった寸法に裁断するんだ。
こうして注文どおりの紙ができ上がるというわけなんだよ。

チップ君の工場見学記その6

ワイヤーパート

機械の中には、大きな網がはってある。これをワイヤーというんだ。

網をどうやって紙作りに役立てるの?

網の上にどろどろに薄めたパルプを広げて流すんだよ。そうすると、水分だけは網の下に流れてしまうけど....

分かった!紙に使う部分だけがワイヤーの上に残るんだね!