お知らせ菊水化学工業の建物改修用下地調整材「キクスイ セルナノフィラーD」に当社の「セレンピア®」が採用

日本製紙株式会社

日本製紙株式会社(本社:東京都千代田区、社長:野沢 徹、以下「当社」)のセルロースナノファイバー(製品名「セレンピア®」)が、菊水化学工業株式会社(本社:愛知県名古屋市、社長:今井田 広幸、以下「菊水化学工業」)の建物改修時の下地調整に使われる微弾性フィラー製品「キクスイ セルナノフィラーD」に採用されました。

●微弾性フィラーとは

微弾性フィラーとは、改修用下地調整材とも呼ばれ、建物の改修時に下地層として使われ塗膜に弾性を付与する高耐久性塗材です。上塗り材が下地に浸透することで起きる塗装ムラを抑えるシーラーとしての効果と、素地の凹凸、ひび割れ(ヘアークラック)、隙間などを埋めて滑らかにするフィラーとしての効果の両機能を兼ね備えていることから、外壁の改修に使用される下地調整材の主流となっています。

当社は、バイオマスな高機能新素材としてセルロースナノファイバー(製品名「セレンピア®」)を開発し、2017年に量産を開始して以来、食品、化粧品、工業向けなど様々な用途で広く採用されつつあります。特に塗料への添加では、増粘効果のほか、下地との塗膜付着力の向上、塗膜クラックの発生抑制など、ひとつの素材で様々な効果を発揮することから、今回採用となりました。

※「キクスイ セルナノフィラーD」

https://www.kikusui-chem.co.jp/products/post_40.html?f=search

●植物由来の新素材-日本製紙のセルロースナノファイバー「セレンピア®

「セレンピア®」は、木を構成する繊維をナノレベルまで細かくほぐすことで生まれる最先端のバイオマス素材です。持続可能な管理が行われている森林等から得られたセルロースが主原料であり、生分解性も有しているため、環境と社会に配慮したサステナブルな素材です。今後も幅広い各産業分野での用途開発を進めてまいります。

以上