お知らせ「日本製紙アートカレンダー2025 グローバルチャレンジャーズ」 9月10日より販売開始
日本製紙株式会社
日本製紙株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:野沢徹)は、日本製紙グループの2025年の企業カレンダー「日本製紙アートカレンダー2025 グローバルチャレンジャーズ」を9月10日から発売します。日本製紙グループの企業カレンダーは、昨年から企画を全面的に見直し、年末年始の企業挨拶ツールだけではなく、日本製紙グループのブランドや姿勢・方向性を伝えるためのブランドコミュニケーションツールとして、世界を舞台に挑戦し続ける日本人のアーティストをカレンダーに取り上げることで応援をしています。
2025年のカレンダーは、新テーマ「グローバルチャレンジャーズ」に合わせ、新進気鋭画家、古家野雄紀(こやの ゆうき)、蟹江杏(かにえ あんず)、絹谷香菜子(きぬたに かなこ)の3人を起用。1アーティスト×4カ月ずつ掲載することで、各自の作風を楽しめるものとしました。また前回のA4変形からA3にサイズを拡大することで、携帯性を維持しながら、見やすさを大幅に改善しました。「日本製紙アートカレンダー2025 グローバルチャレンジャーズ」は、9月10日から求龍堂のオンラインストア、Amazonで発売を開始し、順次全国書店等に拡大予定です。
【書誌情報】
タイトル :日本製紙アートカレンダー2025 グローバルチャレンジャーズ
発行者 :野沢徹
発行所 :日本製紙株式会社
発売元 :株式会社求龍堂
印刷・製本:株式会社東京印書館
使用紙 :ユーライト 157g/㎡
デザイン :清水恭子(求龍堂)
【販売先】
① オンラインサイト
・日本製紙アートカレンダー2025 グローバルチャレンジャーズ 特設ページ(求龍堂ウェブサイト内)
URL: https://www.kyuryudo.co.jp/html/page123.html
・Amazon 日本製紙アートカレンダー2025 グローバルチャレンジャーズ 販売ページ
URL:https://amzn.asia/d/cI6djEq
② 書店 :全国書店での販売を予定。
【作者紹介】
■1~4月 古家野雄紀さん(画家)
〈画家紹介①古谷野雄紀〉
古家野雄紀氏は今最も注目される若手日本画家の一人です。古家野氏の代表作には、俵屋宗達で有名な《風神雷神図》や、葛飾北斎の木版画《富嶽三十六景 神奈川沖浪裏》など歴史的名作を現代の視点と表現で捉え直し、画材も岩絵具だけに拘らず、蛍光色のアクリル絵具や漫画で使用されるスクリーントーンなども取り入れて、カラフルでダイナミック、そしてポップな新しい日本画の世界を創りだしています。
活動においては、学生時代より積極的に個展やグループ展を開催してきました。在学中より鳩サブレーで有名な豊島屋や、東武東上線のアートトレインに原画を提供するなど企業とのコラボレーションも多く、街中で古家野氏の作品を目にする機会も増えています。
様々なコミュニケーションが生まれる古家野の絵の中には、ニヒルな視線の女の子や、動物や花、ユーモラスなドクロなどの小さな可愛いキャラクターがたくさん登場します。「群像」と呼ばれるそのキャラクターたちは、群像図と呼ぶ作品上では大きな渦となり、螺旋や二重螺旋となって現れます。変幻自在なキャラクターと共に古家野の作品は変化し続けます。
■5~8月 蟹江杏さん(画)
〈画家紹介②蟹江杏〉
蟹江杏氏は物心がついた頃には絵を描き始め、以来、毎日絵を描いて過ごしてきました。自由の森学園を卒業後、ロンドンに留学し版画を学んでいます。習得した版画技法のみに縛られず、その表現は活き活きとした自由さを保っています。作品に目をこらすと、絵の中を舞う花びらや蝶、カラフルな鳥たちが切り絵として版画上に貼られた、コラージュとなっていることに気づきます。版画による繊細な線描に手彩色を施し、その上から切り絵を貼ることで、画面に奥行きが生まれ、ふんわりとした魅力を創りだしているのです。
絵を通じた子どもたちとのアート活動も活発に行ってきました。2011年の東日本大震災では、被災地の子どもたちに絵本・画材を届ける活動を始め、翌年には福島県相馬市に絵本専門の文庫「こども文庫 にじ」を設立しました。また、文部科学省復興教育支援事業のコーディネーターをつとめるなど、全国の子どもたちとアートをつなぐ活動を数多く行なっています。2021年、これまでのすべての活動に対し雑誌『pen』クリエーターアワード2021「日本と世界を変えていく、2021年最も輝いた7組」で、審査員特別賞を受賞しています。
■9~12月 絹谷香菜子さん(画家)
〈画家紹介③絹谷香菜子〉
絹谷香菜子氏は日本を代表する洋画家・絹谷幸二氏を父に持ち、兄の幸太氏も彫刻家という芸術一家に育ちました。国内外のアートフェアにも積極的に出品をし、注目を集める人気日本画家です。
大学院修了後はロンドンに留学し、外国の異文化に接することで多様性に触れ、それまでよりも様々な動物を描くようになったそうです。絹谷香菜子氏が描く動物画はシンプルでダイナミック、そしてデザインセンスの高さを感じる巧みな画面構成が魅力です。
同時に、その表現には作家独特の強い個性が満ちています。高い技術力で細密に描かれた動物たちの表情からは、どこか人間臭さが漂い、それぞれの動物に不思議な親近感とユーモアを覚えます。
多くの動物たちを描いてきた絹谷氏のまなざしは、自然環境の変化に伴い動物たちが被ってきた困難や、固有の魅力を持つ生命の揺り籠である地球環境の行方にも注がれています。
以上