お知らせ製品ラベルの使用済み台紙(剥離紙)のリサイクルを拡大
日本製紙株式会社
日本製紙株式会社は、株式会社デコリアと共同でデコリアの事業所内で発生する製品ラベルの使用済み台紙(剥離紙)のリサイクルを10月より開始しました。当社での剥離紙のリサイクルはニチバン株式会社に続く取り組みとなります。
<概要>
剥離紙は、基紙にリサイクルが難しいポリエチレンラミネート紙が使われる場合があることや、使用済みの剥離紙に残留する粘着剤が再生原料に混入することは好ましくない等の理由から、そのほとんどが廃棄または熱利用されています。
そこで、デコリアは壁紙・クロスを出荷する際に製品ラベルとして使用した後の剥離紙の分別を徹底し、ポリエチレンラミネート紙からポリエチレンを分別してリサイクルできる技術を持つ日本製紙と共同して独自の収集・運搬スキームを構築することにより、剥離紙を再生紙にリサイクルすることを可能としました。この取り組みにより、剥離紙は段ボール原紙として再生されます。廃棄物を資源へと転換することで、資源循環型社会への貢献を果たすものであり、今後もデコリアと日本製紙は、持続可能な社会の実現に向け、環境負荷の低減と資源の有効活用に向けて継続的に取り組んでいきます。
<剥離紙の回収・リサイクルのスキーム>
◆デコリアの事業所内で発生した剥離紙を分別・集積します。
◆集められた剥離紙は、一度、日本製紙の指定する古紙取引業者に納入。
◆古紙取引業者より日本製紙の工場へ納入し、再資源化。段ボール原紙にリサイクルします。
以上