お知らせcellenpia PLAS®が、静岡県・静岡大学が推進する「県産木材等を使用したコンセプトカー」に使用されました

日本製紙株式会社

日本製紙株式会社(本社:東京都千代田区、社長:野沢 徹、以下「当社」)のcellenpia PLAS® (CNF(セルロースナノファイバー)強化樹脂)が、静岡県・静岡大学が推進する「ふじのくにCNFプロジェクト」にて製作した静岡県産木材等を使用したコンセプトカーの内外装材に使用されました。


ふじのくにCNFプロジェクト※1は、静岡県が実施する、CNFをはじめとした微細化セルロース等の関連産業の創出と集積、セルロース素材の社会実装を通じた循環経済、脱炭素社会の実現を目指したプロジェクトで、「基盤強化」、「イノベーション」、「社会実装」の3本の柱を中心に様々な取組を実施しています。当社は、NEDOプロジェクト※2の助成のもと、当社富士工場(静岡県富士市)の実証生産設備にてCNF強化樹脂の開発を進めており、本実証設備で製造したcellenpia PLAS®を、静岡大学・農学部・西村拓也特任教授が進める本プロジェクトの推進事業にサンプル提供致しました。

※1ふじのくにCNFプロジェクト|静岡県公式ホームページ (pref.shizuoka.jp)

※2炭素循環社会に貢献するセルロースナノファイバー関連技術開発 | 事業 | NEDO


cellenpia PLAS®は、ポリプロピレンやナイロン6などの樹脂中へ、木質資源を活用したバイオマス素材であるCNFを均一分散することにより製造される高強度な新素材です。現在樹脂を利用している部材の軽量化が図れることに加えて、マテリアルリサイクル性に優れるため、プラスチック使用量の削減とCO2を主とした温暖化ガス排出削減につながることから、自動車、建材、家電などの分野での利用が期待されています。 


なお、静岡県産木材等を使用したコンセプトカーは、10月24日(木)~10月25日(金)まで、静岡県富士市/ふじさんめっせで開催中のセルロースを取り上げた展示会としては世界最大級である「ふじのくにセルロース循環経済国際展示会」のブースで展示されています。


<ふじのくにセルロース循環経済国際展示会 開催概要>

1.会 期

2024年 10月24日(木)~10月25日(金)

2.場 所

ふじさんめっせ 大展示場(静岡県富士市柳島189-8)

3.入場料

無料

4.ホームページ

https://www.fujinokuni-cnf-2024.com/


関連リンク

セルロースナノファイバーの製造技術と用途開発|富士革新素材研究所|日本製紙グループ (nipponpapergroup.com)




以上