お知らせ井口グループのホテル・旅館で使用する紙コップのリサイクルを日本製紙と共同で開始

株式会社井口
株式会社サンティア
日本製紙株式会社

株式会社井口(本社:長野県諏訪郡下諏訪町、代表取締役社長:井口 政徳)及び株式会社サンティア(本社:長野県諏訪市、代表取締役社長:白鳥 和美)と日本製紙株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:野沢徹)は、2025年1月より使用済紙コップのリサイクルを開始しました。
今後は、回収した紙コップからエコバックなどの紙糸製品や、各ホテル・旅館で使用するトイレットペーパーなどへのアップサイクル製品化も検討し、資源循環の推進とCO2排出量の削減につなげることを目指します。


◆導入背景
株式会社井口及び株式会社サンティアは、SDGsに係る取り組みを従来から積極的に進めてきました。一方において、株式会社井口及び株式会社サンティアが長野県内で運営する3施設のホテル・旅館においては、脱衣所で提供している冷水サービスに100%パルプの紙コップを使用していますが、使用済の紙コップは使い捨ての状況であることが課題でした。具体的には、3施設で使われる紙コップの使用量は年間で約6万個から7万個あり、そのほとんどは古紙分類において禁忌品に指定されており、使い捨て*となっています。
日本製紙はこの課題を解決するために、長年培ってきたリサイクル技術で、紙コップの表面に貼り合わされているプラスチックと紙をそれぞれの素材に分離し、再生紙繊維を取り出す技術に磨きをかけ、再資源化を実現しました。

このたび、長野県内に展開する株式会社井口が運営する2施設(施設名:上諏訪温泉浜の湯及び聴泉閣かめや)そして、株式会社サンティアが運営する1施設(施設名:RAKO華乃井ホテル)において環境に配慮した取組みを進めるため、紙コップを適正に分別・回収し、日本製紙及び日本製紙グループの日本紙通商株式会社と連携のもと、リサイクルの取組を進めてまいります。


*使用済みの食品用紙容器類は、紙にプラスチックを貼り合わせて複合化し防水加工した材料から紙繊維を取り出す方法や、紙繊維を取り出した後に残るプラスチックの処置などの技術的観点、また、その容器に付着した食品残渣の汚れや臭いなどの衛生上の観点から、公益財団法人 古紙再生促進センターが定める古紙分類においては禁忌品に指定されており、一般ごみとして焼却されているのが現状です。

◆リサイクルのイメージ



◆紙コップリサイクルスキーム概略




◆株式会社井口が運営する2施設(施設名:上諏訪温泉浜の湯及び聴泉閣かめや)、株式会社サンティアが運営する1施設(施設名:RAKO華乃井ホテル)

・上諏訪温泉浜の湯(所在地:長野県諏訪市湖岸通り  http://www.hamanoyu.co.jp

蓼科や白樺湖、霧ヶ峰などへの観光拠点となる「上諏訪温泉」において「5つ星の宿」として親しまれてきました。全客室数は84室となり、観光客からビジネス客まで幅広いお客様に親しまれてきました。食事は、本格的な会席料理を、日本庭園を静かに眺める個室料亭または個室にて堪能していただけます。現代数寄屋造りの空間は、ご利用いただくお客様にはご好評をいただいております。



・聴泉閣かめや (所在地:長野県諏訪郡下諏訪町横町  https://www.ckameya.com


中山道と甲州街道の合流点「下諏訪温泉」にある全室9室の"こじんまり"した温泉旅館です。諏訪大社下社に隣接し、江戸時代より宿場町の本陣宿の一部として諸大名や皇女和宮の寝床、明治以降は芥川龍之介や島崎藤村などの文豪に親しまれてきました。郷土料理と、四季折々の食材を使った懐石料理は、皆様にご好評をいただいております。



・RAKO華乃井ホテル (所在地:長野県諏訪市高島  
https://www.hananoi.co.jp

「上諏訪温泉」にある旅館の優雅さと、シティホテルの便利さを備えたホテルです。客室数は155室となり、諏訪エリアでもトップクラスの規模を誇ります。諏訪湖を中心にヨガやサップ、カヤックなどを体験できる「アウトドアフィットネス」事業を開始しました。宿泊施設のみならず、室内プール、大浴場、レストラン、宴会場、会議室等地域に密着した営業形態をもち、毎日多くのお客様をお迎えしています。



以 上