お知らせ放射性同位元素漏洩事故について

日本製紙株式会社

日本製紙株式会社において、2025年3月25日に放射性同位元素の漏洩が確認され、同日、法令に基づき原子力規制委員会に報告しましたので、お知らせいたします。

弊社の研究開発本部研究棟にて、紙の重量測定に使用しております坪量計(以下、「本坪量計」といいます。)に封入されている放射性同位元素85Kr(クリプトン85)の漏洩が確認されましたので、放射性同位元素等の規制に関する法律第31条の2の規定に基づく法令報告事象に該当すると判断し、原子力規制委員会に速やかに報告いたしました。

本坪量計を設置している管理区域である放射線機器室(5.95m×5.50m)内の放射線量を測定した結果、自然放射線レベルの測定結果であることを確認しており、本坪量計を使用する作業を担当している弊社従業員におきましては、健康への影響は認められておりません。

本放射線機器室内は常時換気していることから漏洩したクリプトンガスは拡散し、希釈されたものと考えており、環境及び人体への影響はないと考えております。

以上