お知らせISFC東京会合におけるフィールドトリップを北山社有林で開催
日本製紙株式会社
当社は3月26日に、International Sustainable Forestry Coalition(ISFC:持続可能な林業のための国際連合)が東京で開催した定期会合におけるフィールドトリップを、富士山麓に所有する北山社有林(静岡県富士宮市、面積約680ヘクタール)で開催しました。
当社が国内外に所有・管理する広大な森林は、木材供給のみならず、災害防止や水源涵養、生物多様性の保護や炭素蓄積といった様々な公益的機能を有しています。森林はそれらの生態系サービスを供給する「自然資本」と位置づけられており、日本における一例として当社の北山社有林へ30名近い世界各国の林業関係者を案内しました。
北山社有林では、間伐、皆伐、植林の持続可能な林業経営を紹介するとともに、他国と比較した森林・林業政策の共通点や違い、課題などについても活発な議論がなされました。特に日本の急峻な集水域における森林が果たす防災と水源涵養の働きや、エリートツリーの試験林での既存苗との成長の違いに大きな関心が寄せられ、参加者の皆様の好評のもと無事成功裏に見学を終えることができました。
エリートツリーの概要説明
フィールドトリップに先立つ定期会合は、森林自然資本会計プロジェクトのテクニカルミーティングを伴うもので、当社を含む21か国で2,400万ヘクタール超の森林を所有・管理する18の林業関連先進企業を中心に、生態系サービスの定量化方法について2日半にわたり議論がおこなわれました。今後は幅広いコンセンサスに基づく「森林自然資本会計」の制度を確立して、森林による「ネイチャーポジティブ」に繋げていきます。
富士山で数十年かけてろ過された綺麗な伏流水にも関心が集まった(場所:富士山本宮浅間大社)
本プロジェクトの詳細や、参加企業および組織、前半部成果の中途報告については、ISFCによるプロジェクトレポート(英語)をご覧ください。