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情報用紙・産業用紙技術

情報用紙・産業用紙技術

情報用紙は、様々な情報を載せて使用される紙製品・紙メディアの総称です。当社では、感熱紙、インクジェット用紙、ノーカーボン紙、フォーム用紙、PPC用紙など、多岐に渡る製品を生産しています。

また、産業用紙は、優れた加工適性や耐水性、耐油性などを備え、産業の場で活用される紙製品の総称です。当社では、様々な加工原紙や、耐油紙を生産しています。

感熱記録紙

高品質な感熱性能と環境対応の追求

感熱記録紙(以下、感熱紙)は発色材料を塗布した塗工紙(図)で、インクリボンやトナー、インクカートリッジなどを使用せずに情報を記録できるため、プリンターの小型化が可能で、メンテナンスも容易です。主な用途として、レシート、食品ラベル、物流ラベル、ハンディターミナル用紙、チケット用紙などが挙げられます。当社は感熱紙のパイオニアとして技術革新に努めており、当社の感熱紙ブランド「NPiサーマル」は、世界の感熱紙市場で高い評価を受けています。
また、感熱紙には過去、顕色剤としてBPA(ビスフェノールA)が広く使用されていましたが、当社では環境安全面の懸念からBPAを使用停止しており、非BPAや非フェノール顕色剤による環境対応を推進しています。更に、バイオマス由来のリグニンを顕色剤として使用する技術を世界で初めて開発し、製品化を進めています。当社では、木質資源の主要成分であるリグニンの有効的な活用法を探索し、これまでも染料分散剤やコンクリート混和剤に使用してきました。その中で、レシート等で使用される感熱紙に配合する顕色剤と、リグニンの分子構造の相似性をヒントに、木質パルプを製造する際に生成するクラフトリグニンが、顕色剤として使用できることを発見しました。新しい感熱紙KLEは、従来の石化由来顕色剤をバイオマス顕色剤に置換することで、リグニン由来の茶色味を帯びた、木質調の優しい風合いを持ちます。

関連ニュースリリース

木質由来の成分リグニンを用いた環境配慮型の感熱紙

 

 

インクジェット用紙

ユーザーの用途にフィットするインクジェット用紙

近年のインクジェット(IJ)技術の発展はめざましく、高画質化、高速化に伴い、その用途は拡大を続けています。IJ用紙には、高い発色性やインク吸収性、画像再現性、画像耐水性などの品質特性が要求されます。そのため、紙表面に特殊な処方を塗工することで画像耐水性を高め、インク吸収速度をコントロールすることで、高品質な画像を実現しています。また、多孔質顔料を配合したコート紙タイプでは、更なる高画質化も可能です。
当社では、ドキュメントプリントやワイドフォーマットプリンターの出力に対応した普通紙タイプIJ用紙、高画質なカラー印刷でのワイドフォーマットプリンターに適したマットコート紙タイプIJ用紙や、圧着ハガキに使用可能なIJ用紙などを生産しており、一般印刷用紙とIJ技術のノウハウを融合させ、顧客のニーズに合った新たな商品開発を進めています。

耐油紙

PFASフリーに対応した高機能耐油紙

食品包装などで使用される耐油紙には、フィルムとのラミネートや、フッ素系の耐油剤を含有した製品が広く使用されてきました。近年では、環境に配慮した、有機フッ素化合物PFASを使用しない製品や、プラスチック削減に貢献可能な製品が求められています。
当社では、長年培ってきた紙の製造技術と塗工技術に加え、PFASフリー処方を使用したノンフッ素耐油紙エコバリー(F)を生産しています。エコバリー(F)の優れた耐油性に加え、印刷適性や晒・未晒品のラインナップは、顧客から高い評価を得ています。更に、折り曲げ部でも高い耐油性を維持する製品や、端面にも耐油性を付与した製品など、様々な耐油紙の開発を進めています。また、日本製紙パピリアで生産するノンフッ素耐油紙パピ・タイユ(FF)は、耐油性に加えて優れた通気性を有し、温かい食品を包装した場合でも、水蒸気がこもったり結露しにくく、食品のクリスピー性(カリっと感)を保持できます。

参考製品情報

ノンフッ素耐油紙エコバリー(F)
環境や人体への影響が懸念される有機フッ素化合物(PFAS)を使用しない、フッ素フリー耐油紙