紙のリサイクル古紙の回収・流通ルート

「古紙」とは一度使われた紙のことで、新しい紙をつくる原料になります!

再生可能な「古紙」は、さまざまなところから発生します。家庭からは、読み終えた新聞や雑誌、オフィスからは、不要となったコピー用紙などがたくさん出ます。デパートやスーパーからは、段ボールが大量に発生し、印刷・製本工場からは、刷り損や断ち落としなどの紙が出ます。また、売れ残った雑誌や本は、返本センターへ戻ります。こうしてさまざまなところで発生した古紙は、どのようにして製紙工場へ戻ってくるのでしょうか。

家庭で発生した古紙は、チリ紙交換、町内会や子ども会もしくは地方自治体の資源ゴミ回収などによって集められます。企業やデパート、印刷工場などからは、一度に大量に古紙が発生します。各地でまとまった古紙は、回収業者により回収され古紙問屋に集まります。古紙問屋に集まった古紙は、選別・梱包(約1tの直方体にプレス)され、古紙ヤードに保管されます。 製紙メーカーは、古紙問屋から古紙を購入し、購入された古紙は、全国各地の古紙ヤードから、製紙工場へ運ばれます。