ニュースリリース八代工場に未利用材100%によるバイオマス発電所竣工~九州の豊富な森林資源を活用し6月から営業運転開始~

日本製紙株式会社

日本製紙株式会社(社長:馬城 文雄)は、熊本県八代市にある八代工場の敷地内に、燃料に間伐材等由来の未利用材を100%使用するバイオマス発電所の建設を進めてきましたが、このたび当初計画通り発電設備が完成し、本日竣工式を執り行いました。6月より営業運転を開始し、発電した電力は「再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)」を活用して、九州電力株式会社(社長:瓜生 道明)に販売します。

今回八代工場に新設したバイオマス発電所で使用する未利用材は、森林資源の豊富な九州という立地を生かし、当社グループで長年木材調達を行ってきている株式会社南栄(社長:濱多 達朗、本社:熊本県八代市)、および日本製紙木材株式会社(社長:岩渕 正廣、本社:東京都千代田区)の集荷網を活用し、九州で発生する間伐材等を利用します。

当社は、木とともに未来を拓く総合バイオマス企業として、人々の暮らしを支える事業の展開に力を入れています。今回の八代工場におけるバイオマス発電事業では、これまで長年製紙事業で培ってきた発電技術、および山林経営と木材調達に関するノウハウなどの強みを生かし、持続可能な社会の構築に貢献してまいります。


完成したバイオマス発電所

八代工場バイオマス発電所の概要

(1)所在地 熊本県八代市十条町1-1 (八代工場内)
(2)燃料

間伐材由来等の木質バイオマスチップ100%

(FIT対応、年間使用量見込み約7万トン)

(3)発電規模 5千キロワット(送電端)
(4)売電先 九州電力株式会社

以上