ニュースリリース石巻雲雀野(ひばりの)発電所 バイオマス混焼発電設備の火入れ式を挙行~来年3月の事業開始へ向けて、試運転を開始~

日本製紙株式会社

日本製紙株式会社(社長:馬城 文雄、以下「当社」)は、2015年5月に「日本製紙石巻エネルギーセンター株式会社」(社長:東藤 芳臣、以下「日本製紙石巻エネルギーセンター」)を設立し、同年12月よりバイオマス混焼発電設備の建設工事を進めてきましたが、今後総合試運転を進めていくにあたり、本日、日本製紙石巻エネルギーセンターをはじめ関係者が出席して火入れ式を執り行いました。

石巻雲雀野発電所は木質バイオマスを混焼できることが特長です。バイオマス高配合を実現させるべく、宮城県内を中心とした東北地方の未利用材を活用することで、近年課題となっている国内森林の荒廃防止に貢献したいと考えております。また、北米を中心としてアジア地域からも木質ペレットを集荷して、更なる高配合を目指します。
これまで計画通り工事が進捗し、今後は発電設備各所の試運転やテストを繰り返し、来年3月から営業運転を開始する予定です。当社では、電力の安定供給はもとより、宮城県石巻市地域の産業振興と木質バイオマスの利用促進に貢献したく考えております。

当社は、「木とともに未来を拓く」総合バイオマス企業として、新たな価値の創造を目指しています。石巻工場では、印刷・情報用紙の製造に加え、本年4月からは新素材・セルロースナノファイバーの量産を開始しました。さらに木質バイオマス混焼の発電事業により、より一層、地域経済振興のお役に立てるよう努めてまいります。

  

 試運転を開始したバイオマス発電設備       火入れ式のようす

日本製紙石巻エネルギーセンターの会社概要

(1)会社名 日本製紙石巻エネルギーセンター株式会社
(2)所在地 宮城県石巻市
(3)事業内容 発電設備の運転・管理および電力の卸供給販売
(4)出資比率 日本製紙 70%、 三菱商事パワー 30%
(5)発電出力 発電端 149,000kW
(6)燃料 石炭、木質バイオマス(最大30%)
(7)発電開始 2018年3月予定


以上