日本製紙株式会社牛乳パックの歴史

現在の屋根型紙容器は1915年米国のジョン ヴァン ウォーマー氏によって発明され、

後にこの特許はアメリカンペーパーボトルカンパニーに譲渡されました。

1934年同社はこの権利をEX-CELL-O社(エクセロ社、現ELOPAK社)に譲渡し、エクセロ社が1936年充填機とカートンを初めて米国市場に出しました。

当時のカートンは底を糊でとめた後ワックスに浸し、トップはホッチキスで止めたもので注ぎ口もなく開封はナイフで行っていました。しかしその後、注ぎ口の改良、ポリエチレンの発明、法律改正などにより第二次世界大戦後欧米で普及するようになりました。日本では1961年以降に使われ始め、1964年の東京オリンピックでの採用、スーパーマーケットの発展、学校給食への牛乳の普及などと共に急速に広まっていきました。紙パック事業本部では前身である十條製紙(現日本製紙)が1964年にエクセロ社と技術提携して以来一貫して牛乳パックカートンの販売を続けています。