ニュースリリース静岡県「日本の桜の郷づくり」の植樹活動に協力~日本製紙独自の「容器内挿し木技術」により育成した桜苗木を提供~

株式会社日本製紙グループ本社

日本製紙グループでは、日本製紙株式会社(社長:芳賀 義雄)の独自技術を用いて国立遺伝学研究所(静岡県三島市)の貴重な桜の保護に取り組み、その活動を通じて、静岡県が進める「日本の桜の郷づくり」の植樹活動に協力してまいりました。今回、静岡県駿東郡清水町立西小学校において行われる「日本の桜の郷づくり」の植樹活動に、日本製紙が育成した国立遺伝学研究所の桜の苗木を提供いたします。

日本製紙は独自に開発した「容器内挿し木技術※」を活用し、2006年より、国立遺伝学研究所が保有する由緒ある桜や花の色が珍しい桜など260種類にもおよぶ日本の桜の貴重な遺伝資源を後世に伝えるため、後継木の育成に取り組んできました。
静岡県の「日本の桜の郷づくり」の取り組みは同県が策定した「桜で彩る富士の景観づくり構想」の一環として進められているもので、日本製紙が育成した国立遺伝学研究所の桜の苗木が、同研究所を通じて植樹活動に提供されています。最初の植樹は2009年3月に4品種を提供して行われ、同年11月にも41品種を提供、県内20箇所以上で植栽されました。
今回、清水町立西小学校に提供する苗木の種類は二期咲きの「小葉桜」であり、3月8日(火)に植樹が行われる予定です。

当社グループは「容器内挿し木技術」を活用し、日本の様々な桜を楽しむことができる「日本の桜の郷づくり」の実現に貢献してまいります。また、絶滅危惧種に指定された植物などについても「容器内挿し木技術」で増やすことに成功しており、これからも、桜だけでなく貴重な樹木・植物の保護に貢献してまいります。

  • 容器内挿し木技術
    光合成が旺盛になる環境を特殊な培養室と培養容器でつくり出し、温度や湿度も最適な状態を保つことで、植物の光合成能力を最大限に引き出し、発根を促す技術。

以上