ニュースリリースSCGペーパー社フィブラス事業部門会社の株式取得(第三者割当増資引受)に関するお知らせ

日本製紙株式会社

日本製紙株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:芳賀 義雄)は、2013年9月2日に発表しました「タイ国SCGペーパー社への事業参画について」(注1)の内容に沿い、2013年12月13日にSCGペーパー社(注2)とSCGペーパー社フィブラス事業部門会社(注3)にかかわる合弁契約を締結しましたのでお知らせいたします。

当社グループは「総合バイオマス企業」として事業構造転換を推進するとともに、海外事業の収益力強化に取り組んでおり、人口の増加と経済成長により、需要拡大が見込めるアジアを中心とする環太平洋地域を重点戦略地域と位置付けて、海外事業の展開を推進しています。

これまで当社はタイ国において、SCGペーパー社と更なる関係強化を図るため、2008年2月に包括的業務提携の覚書を交わし、2012年7月に多用途薄物産業用紙事業の生産・販売を行うサイアム・ニッポン・インダストリアル・ペーパー社(SNP社、注4)を合弁で設立しました。さらに、当社とSCGペーパー社は新たな合弁事業についても協議を進め、本年9月に当社がSCGペーパー社のフィブラス事業に参画することについて合意しました。それに伴い、このたび、SCGペーパー社フィブラス事業部門会社の第三者割当増資引受により、当社が同社株式を取得することについて合意に至ったものです。

今後、当社は合弁契約に基づき、2014年6月までにフィブラス事業部門会社の株式約22%(約110億円相当)を取得し、さらに2016年を目処に当該株式を約30%まで追加取得していきます。また、当社は、SCGペーパー社のフィブラス事業部門会社を当社の持分法適用会社とする予定であり、今回の株式取得を機に、成長市場である東南アジアにおいて、両社の経営資源を活用した新たな事業展開を加速させ、当社グループの持続的な成長を目指してまいります。

なお、本件による当連結会計年度の連結業績および連結財務状況に与える影響は軽微であります。

  1. 注1日本製紙グループウェブサイトをご覧ください。
    (https://www.nipponpapergroup.com/news/year/2013/news130902000720.html)
  2. 注2タイのサイアム・セメントグループ子会社(紙パルプ事業)
  3. 注3SCGペーパー社の植林、パルプ(47万t/年)、紙(57万t/年)で構成される事業部門会社。平成24年度売上高は約170億バーツ、SCGペーパー社売上高全体の約30%。
  4. 注4日本製紙グループ55%出資。抄紙機の導入を進めており、2014年春に稼働予定。

以上