ニュースリリース2016日本パッケージングコンテストで5点受賞~アクセシブルデザイン包装賞、食品包装部門賞、日用品・雑貨包装部門賞、輸送包装部門賞、電気・機器包装部門賞で受賞~

日本製紙グループ

 

 日本製紙グループは『2016日本パッケージングコンテスト』において、クリックサウンドカートンが『アクセシブルデザイン包装賞』、感熱包装帯(システム)が『食品包装部門賞』(※1)、スコッティー® シートウオッシュ for トイレットが『日用品・雑貨包装部門賞』、「お店でお見せします」手組みスタックトレーが『輸送包装部門賞』、家庭用LED照明器具の梱包箱が『電気・機器包装部門賞』(※2)を受賞し、5点同時に受賞しました。

 『日本パッケージングコンテスト』は日本のパッケージの最高水準を決定するもので、公益社団法人日本包装技術協会が主催しています。材料、設計、技術、デザイン、ロジスティクス、販売促進、アイデア、環境対応、適正包装など、あらゆる機能から見て各部門の年間の優秀作品を選定します。

■受賞内容

①アクセシブルデザイン包装賞 クリックサウンドカートン 日本製紙株式会社

 蓋を閉じた時にクリック音が発生し、消費者が完全に蓋が閉まったことを音によって確認できる紙箱です。内容物としては、チーズ、冷凍食品、お菓子、また食品以外の製品でも使用可能で、用途に合わせて原紙が選択できます。ユニバーサルデザインを考慮し、子供・お年寄り・視覚障害のある人等、何人にも平等に確認が可能としました。
②食品包装部門賞 感熱包装帯(システム) 日本製紙パピリア株式会社

 ※1株式会社寺岡精工(社長:片山 隆 住所:東京都大田区)との共同受賞です。

 感熱紙とヒートシール剤を使用した包装システム機械用の帯です。従来、寿司、惣菜、お弁当の蓋付きトレイは、テープ留め、糊留め、輪ゴム留め、ひも留め、ヒートシール留めなどで封をされ、内容物の情報表記には別途ラベルシールが貼られていました。今回、ヒートシールが可能な感熱紙で帯封をし、その上にタイムリーな情報を表記することで、手間のかかる作業を軽減し、安全性と環境に配慮した省資源包装としました。
 感熱紙はどこからでも切ることができ、ヒートシール部も配送や陳列時の力では外れにくく、開封時には容易に剥がすことができます。また、感熱紙なので記載できる領域が広く、オンデマンド印字ができます。

③日用品・雑貨包装部門賞 スコッティ® シートウォッシュfor トイレット 日本製紙クレシア株式会社
 トイレクリーナーの容器として、密閉性の高い縦置きの容器です。「パッケージに商品特長ばかりを訴求した日用消耗品は家に置きたくない」というお客様の声から、見せる収納を意識して、シンプルで清潔感のあるトイレ空間になじむパッケージデザインを実現しました。
④輸送包装部門賞 「お店でお見せします」手組みスタックトレー 日本トーカンパッケージ株式会社
 お店でお客様が箱の中の商品が見えやすく、上部をさえぎるものがないように設計をしています。また、トレーを積上げする際のスタック構造は、突起によるかん合ではなく、トレーの底面にテーパーを付けたはめこみ式にしたため、シビアな位置決めをしなくても簡単にスタックが可能です。この設計の工夫や構造変更により、包装材料使用量の削減も図っています。
⑤電気・機器包装部門賞 家庭用LED照明器具の梱包箱 日本トーカンパッケージ株式会社

 ※2NECライティング株式会社(社長:紙屋 司 住所:東京都港区)との共同受賞です。

 家庭用吊り下げタイプLED照明器具の梱包において、従来は別パーツであった固定用の部材を梱包箱の底フラップ部を加工することで、外装箱との一体化に成功しました。これにより内容物の保護性や外装箱の強度を損なうことなく、省スペ―ス性や省資源性の向上を可能としました。

当社グループは、今後もパッケージ素材の開発を通じて、環境配慮をはじめお客様の幅広いご要望にお応えしていきます。

以上