ニュースリリースミニカートン(57mm角)にも対応する新しい口栓付きチルド用液体用紙容器を導入~Elopak(エロパック)社と新規ライセンス契約によりパーソナルな飲用シーンをサポート~

日本製紙株式会社

日本製紙株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:馬城 文雄、以下 日本製紙)は、Elopak AS(本社:ノルウェー オスロ、CEO:Niels Petter Wright、以下 Elopak社)と2017年6月8日にライセンス契約を結び、Elopak社が世界各地で展開するチルド用液体用紙容器のラインナップから新たに、「Pure-Pak® Diamond」と「Pure-Pak® Diamond Curve」について、当社が生産・販売を行い、初めて日本市場に導入することで合意しました。

これは、昨年3月に当社とElopak社の間で合意した「Pure-Pak® Curve」と「Pure-Pak® Sense」の導入に続くラインナップです。ミニカートン(57mm角)にも対応することができる形状であり、日常生活のパーソナルな飲用シーンをサポートする新しい口栓装着可能なチルド用液体用紙容器として、今後、PETボトルと同等な飲用シーンでの普及を図っていきます。

 Pure-Pak® Diamond Curve   車のドリンクホルダーにも収まります。 容器高さを変えることにより

                    (ミニカートン 57mm角)     容量も変更可能です。



「Pure-Pak® Diamond」「Pure-Pak® Diamond Curve」の特徴

●ミニカートン(57mm角)に口栓が装着できます。

●屋根部前面のクリースをスマイル曲線にしたことで、大型口栓を装着することもできます。

●ユニークな形状と機能により、スタンダードカートン(70mm角)と差別化できます。


Elopak社の「Pure-Pak®」シリーズは、北欧の洗練されたデザイン形状と機能を併せ持ち、欧州では乳飲料、清涼飲料、機能性飲料など高付加価値製品を中心に5億枚以上の実績を挙げている液体用紙容器です。

今回初めて日本市場に導入する「Pure-Pak® Diamond」と「Pure-Pak® Diamond Curve」は、その流麗なデザイン性に加え、ミニカートン(57mm角)に口栓を付けられるようになることから、チルド流通している飲料のパーソナル市場の拡大や、環境への配慮の観点でPETボトルから紙容器への転換が期待できます。

なお、充填機システムは、四国化工機㈱製「UP-F07」、「UP-F14」が対応予定です。口栓のつかない従来品(NP-PAK)と、今回新規に導入する「Pure-Pak® Diamond」と「Pure-Pak® Diamond Curve」を含む「Pure-Pak®」シリーズを、口栓の有無にかかわらず、同じ充填機ラインで充填することができることから、新たな設備投資リスクを抑えながら、飲料のラインナップを広げることが可能になります。

当社は1965年に国内で初めて液体用紙容器の生産・販売事業を開始して以来、一昨年に50周年を迎えました。当社の液体用紙容器は代表銘柄「NP-PAK」で知られ、生活に欠かせない身近な容器として親しまれています。また昨年には、北米・ウェアーハウザー社から液体用紙容器の原紙事業を買収し、日本ダイナウェーブパッケージングを設立して原紙からカートン、充填までご提供できるトータルシステムサプライヤーとしての基盤強化を図っています。
今後も液体用紙容器の国内最大手としての実績を基に、豊富なノウハウと高い技術力と、カートン、充填機、メンテナンスの三位一体のシステム販売により、お客様に最適なサービスと新しい製品の提案を行ってまいります。



■Elopak社について

Elopak社は液体食品向け紙容器の世界有数のサプライヤーです。Pure-Pak®液体用紙容器とロール供給型液体用紙容器の製造を行っており、世界で年間130億個を販売しています。Elopak社の紙容器は、再生可能で、二酸化炭素の排出量が少ないパッケージの選択肢のひとつとして認知されており、多くの高付加価値飲料と流通ブランドに使用されています。Elopak社のPure-Pak®液体用紙容器は2015年に100周年を迎えました。

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