ニュースリリース2018日本パッケージングコンテストで7点入賞

日本製紙株式会社

日本製紙グループに関連するパッケージ作品が、公益社団法人日本包装技術協会が主催する「2018日本パッケージングコンテスト」において、次のとおり入賞しました。

「日本パッケージングコンテスト」は、優れたパッケージとその技術を開発普及することを目的として毎年実施される、我が国の包装分野における最大のコンテストです。日本のパッケージの最高水準を決定することを目指し、材料、設計、技術、デザイン、ロジスティクス、販売促進、アイデア、環境対応、適正包装など、あらゆる機能から見て、各部門の年間の優秀作品を選定します。

■受賞内容

①テクニカル包装賞
遮光性紙カップ 日本製紙クレシア株式会社

※森永乳業株式会社(社長:宮原 道夫 住所:東京都港区)、凸版印刷株式会社(社長:金子 眞吾 住所:東京都千代田区)との共同受賞です。

アルミ箔を使用せず、かつシンプルな工程で生産可能な遮光性紙カップを開発しました。カップ原紙には、紙の中間層にカーボンブラックを付着させたパルプ層を抄き込むことで遮光性を付与させた「遮光紙」を採用。紙の表裏には通常のパルプ層を設けることで見栄えを損ねず、高コストかつ複雑な工程も不要です。ノンアルミであるとともに、エネルギー使用量を軽減できる環境適合製品です。
②適正包装賞
ビールギフトカートン 包装資材廃棄ロス削減形態 日本トーカンパッケージ株式会社

※サッポロビール株式会社(社長:髙島 英也 住所:東京都渋谷区)との共同受賞です。

商品改定の度に廃棄される在庫資材ロスを最小限に抑えるため、環境対応にも配慮した合理的なギフト形態として開発しました。新たに商品識別パーツ(POP)を追加し、蓋に開けた窓穴から商品情報を認識できます。識別パーツを差し替えることで、同型ギフト全ての蓋資材が共通化できます。

③ロジスティクス賞
525PET×24 簡易開封・陳列(リーフカット) 日本トーカンパッケージ株式会社

※株式会社伊藤園(社長:本庄 大介 住所:東京都渋谷区)との共同受賞です。

シェルフレディパッケージングにおいて、開封性と耐圧強度の向上を図りました。波型形状の切れ刃を入れることにより簡単、きれいに開封できます。波型形状に工夫をすることで、段積み時、上からの圧が逃げるように工夫しました。また、波型形状の部分を反転させ端を若干ずらしたことにより、横からの衝撃で外装箱が開かない点も特長です。
④包装アイデア賞
2WAY BOX ティシュー 日本製紙株式会社・日本製紙クレシア株式会社
本ティシューボックスは、天面と短側面の両方に取り出し口がついていることが特長で、多様なシーンに合わせて使用することができます。横からでもティシューが引き出せるので、スペースが狭い場所でも使用できます。コストを抑えるため、通常のティシューボックスと同じ高速包装機に耐えうる構造となっています。
⑤食品包装部門賞
食品用バリア紙管 日本製紙株式会社

※株式会社プラスアルファ・コンサルティング(社長:三室 克哉 住所:東京都港区)、株式会社テッタオデザインオフィス(CEO:丸山 大貴 住所:東京都世田谷区)、渡部紙工株式会社(社長:渡部 哲也 住所:山形県米沢市)との共同受賞です。

自分だけのオリジナルのシリアルを簡単に作ることができる新しいサービス「manalima」で用いる紙製容器です。特殊なバリア加工を施した、紙製包材「シールドプラス」を紙管内層に採用。紙製包材にも関わらず、外部からの酸素・水蒸気やにおいの透過を抑制することができます。バイオマス素材100%のサステナブル保存容器を実現しました。

⑥飲料包装部門賞
紙パック用口栓 26フックスパウトセット 日本製紙株式会社

※日本クロージャー株式会社(社長:中嶋 寿 住所:東京都品川区)との共同受賞です。

利便性向上を目的に、紙パックのチルド飲料用の口栓の開発を行いました。開け閉めがしやすく、プルリング無しで密封性を保持しつつ、開栓トルクが上がり過ぎないシール形状を採用。初めて開栓した時は、ブリッジの破断感により、開栓を実感することができます。中身をスムーズに注ぎだすことができ、液切れも良い注出口形状を実現しました。
⑦POP・店頭販売包装部門賞
簡易陳列包装箱 日本トーカンパッケージ株式会社
店頭でのオペレーション作業(品出し、陳列)を軽減できる箱形態を開発した。商品ひとつひとつ取り出して棚に並べることなく、箱単位で一気に品出しと陳列が可能。誰でも簡単に開封、陳列が可能なシンプル構造である。商品のみの陳列であり、段ボールトレイは残らない方式。

以上