ニュースリリース「よみがえれ!とみや茶復活プロジェクト」に技術協力~日本製紙の「容器内挿し木技術」で「富谷茶」を再生~

日本紙通商株式会社

日本製紙グループの日本紙通商株式会社(社長:佐藤 信一、本社:東京都千代田区、以下「日本紙通商」)は、高品質な茶セル苗「ネプラス®」(注1)を取り扱っている実績を生かし、宮城県富谷市が開宿400年記念事業として取り組む「富谷茶」を復活させるプロジェクト(「よみがえれ!とみや茶復活プロジェクト」)において、原木から茶苗を生産する技術協力を行うため、本日、富谷市と再生技術協力締結式を執り行いました。

当社は、紙・パルプの取り扱いにおいて歴史のある会社が合併により集約された専門商社です。近年では、幅広い産業分野にわたる諸資材・機械等に加えて、日本製紙グループの技術に基づく新カテゴリーでの製品販売を展開しています。
そのひとつであるアグリ分野で取り扱っているのが、高品質な茶セル苗「ネプラス®」です。これは、当社の親会社である日本製紙株式会社(社長:馬城 文雄、本社:東京都千代田区、以下「日本製紙」)が、長年、紙の原料となる木材の安定確保のために開発してきた植林技術である「容器内挿し木技術」(注2)を用いて生産された苗で、その品質は、茶農家の方々から高い評価をいただいています。

当社は、この実績を生かし、江戸時代に茶の名産地として知られた富谷の茶を復活させるため、日本製紙の「容器内挿し木技術」を用いて原木から茶苗1,000本を生産し、富谷市の茶農家にご提供するとともに茶畑の管理、生産技術の協力をしていきます。

日本製紙グループは、「木とともに未来を拓く」とのスローガンを掲げており、これまでに培ってきた技術を生かし、人々の豊かな暮らしの文化の発展に貢献する事業展開を進めています。当社もその一員として、新たな価値の提供に取り組んでまいります。

注1:日本製紙で培った技術を活用し、万全な育苗管理により高品質な茶苗を安定供給しています。根巻がなく、健全な根鉢を形成できる自社開発のセルトレイ(意匠登録済)を使用しています。

注2:組織培養でエネルギー源となる糖の代わりに高濃度の二酸化炭素と水と光を施用することで植物自身が持つ光合成能力を引き出し、挿し木による増殖を行う方法。


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茶セル苗(ネプラス®



以上