ニュースリリース"紙"なのに酸素・香りをバリアする 
紙製バリア素材「シールドプラス®」シリーズから、ハイバリア機能の新製品「シールドプラス® プレミア」を供給開始
~4月より専任の販売チームを組織、スピーディーな市場展開へ~

日本製紙株式会社

日本製紙株式会社(社長:馬城 文雄)は、紙にバリア性を付与した「シールドプラス®」シリーズにおいて開発を進めてきた、より高い水蒸気バリア性を発現する新製品「シールドプラス® プレミア」を完成し、本年4月よりサンプル供給を開始していきます。

近年、使い捨てプラスチック製品の流出等による海洋プラスチックごみ問題がクローズアップされ、パッケージについても、世界各国で「再利用可能」「生分解性を有する」など、素材そのものが環境に配慮していることが強く求められるようになってきています。

当社は、「紙でできることは紙で。」を合言葉に、社会の課題解決につながる「紙化ソリューション」を推進しています。その代表的な素材である「シールドプラス®」は、再生可能な資源である「木」を原料とする「紙」に、製紙用水系塗工技術を活用したバリア塗工層を付与することで誕生しました。リサイクル性を持つことから、新しいバリア性素材として、特に軟包装分野での利用が期待されています。

2017年11月にバリアフィルムと同等の酸素バリア性を持つスタンダードバリアタイプである「シールドプラス®」の販売を開始し、並行してより高い水蒸気バリア機能を持つ上位グレードの開発を進めてきましたが、このたび新製品「シールドプラス® プレミア」が完成したことから、市場に投入します。今後、「シールドプラス® プレミア」でのバリエーション豊かな食品用途の展開を加速させるほか、包装以外にも広く産業用途の開発を探ってまいります。

当社は、4月1日付で、「シールドプラス®」シリーズをスピーディーに市場へ展開していくために、情報・産業用紙営業本部内に「シールドプラス®販売チーム」(仮称)を立ち上げます。今後は、「シールドプラス® プレミア」のサンプル供給開始を契機に市場拡大を目指し、それに応じた生産体制の拡充を図ってまいります。さらに、今春より欧州・十條サーマル社でも生産の検討をスタートさせており、欧州市場でも幅広い顧客の獲得を目指してマーケティングを進めていくことから、国内・海外ともに市場投入を加速してまいります。


シールドプラス®を使ったパッケージのイメージ



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