ニュースリリース勇払バイオマス専焼発電事業について~日本製紙・勇払事業所の敷地内で、再生可能エネルギー普及拡大へ~

日本製紙株式会社

日本製紙株式会社(社長:馬城 文雄、以下「当社」)は、双日株式会社(社長:藤本 昌義、以下「双日」)と共同で、発電事業会社「勇払エネルギーセンター合同会社」(以下「勇払エネルギーセンター」)を設立し、再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)を利用したバイオマス専焼発電事業を行うことで合意しました。

勇払エネルギーセンターは、当社北海道工場勇払事業所(北海道苫小牧市、以下「勇払事業所」)の敷地の一部を利用して発電設備を設置する計画で、2020年3月に着工し、2023年1月の運転開始を予定しています。燃料は、主に海外から調達する燃料用木質チップとPKS(Palm Kernel Shell、パームヤシ殻)のほか、国内の未利用材を使用します。発電設備の運転および保守は当社が受託し、電力は北海道電力株式会社に販売する予定です。

当社は、事業構造転換の推進において、製紙工場で培った発電の技術・ノウハウを生かし、エネルギー事業に力を入れています。このたび双日と共同で開始する勇払バイオマス専焼発電事業では、勇払事業所の土地と設備、さらには運転技術力を有する人材の活用により、長期安定的な収益を確保することが可能です。これにより当社は、「木とともに未来を拓く」のスローガンの下、CO2排出量低減につながる木質バイオマスのエネルギー分野への活用を進め、事業拡大を図るとともに、電力の安定供給並びに地元・北海道の発展に寄与してまいります。

勇払事業所(遠景)

  


勇払エネルギーセンターの概要

(1)会社名   勇払エネルギーセンター合同会社
(2)所在地   北海道苫小牧市字勇払(日本製紙北海道工場勇払事業所内)
(3)設立年月日 2019年2月14日
(4)事業内容   バイオマス発電による電力供給事業

(5)出資比率  

日本製紙51%、双日49%
(6)使用燃料 輸入木質チップ、パームヤシ殻、国内未利用材
(7)発電出力   74,950kw (発電端)
(8)着工予定 2020年3月
(9)運転開始予定 2023年1月




以上