ニュースリリース"紙"なのに酸素・香りをバリアする紙製バリア素材「シールドプラス®」
生分解性樹脂とのコラボによる循環型包装材を開発
日本製紙株式会社
日本製紙株式会社(社長:野沢 徹、本社:東京都千代田区、以下「当社」)と三菱ケミカル株式会社(社長:和賀 昌之、本社:東京都千代田区、以下「三菱ケミカル」)は、当社の紙製バリア素材「シールドプラス®」と三菱ケミカルの生分解性樹脂「BioPBSTM」を用いた循環型包装材を共同開発しました。
「BioPBSTM」は、三菱ケミカルが開発、基本特許を有する植物由来の生分解性樹脂で、自然界の微生物によって水と二酸化炭素に分解されるため、自然環境への負荷が少ない樹脂素材です。
今回両社で開発した循環型包装材は、「シールドプラス®」の有するバリア性に「BioPBSTM」によるヒートシール層を付与することで実現した、高バイオマス・高生分解性を実現する機能性包材です。今後、菓子やコーヒー豆等に使用される包材の新たな環境配慮型包材として、国内外へ展開をしてまいります。
■包装材サンプル例
(左) フラットボトム袋、角底袋 / 〈製造協力〉 共同紙工株式会社様
(右) 三方シール袋 * 「エコプロ2019」にて参考出展
■層構想イメージ

当社は、「紙でできることは紙で。」を合言葉に、社会の課題解決につながる「紙化ソリューション」を推進しています。「シールドプラス®」シリーズは、再生可能資源である木材から製造された環境配慮型素材であるともに、フィルムにはない紙独特の風合いを付与できる新しいバリア素材です。従来のプラスチックやアルミといったバリア性素材の領域に、「紙」という選択肢を提案するもので、今後もさらなる用途展開を進めてまいります。
■関連リンク
三菱ケミカル株式会社 ニュースリリース(2020年6月9日付)
三菱ケミカル株式会社 BioPBSTM製品情報
共同紙工株式会社ウェブサイト
以上