ニュースリリース"紙"なのに酸素・香りをバリアする紙製バリア素材「シールドプラス®」
ヨシモト印刷社・三井化学と環境配慮型包装材を提案
日本製紙株式会社
日本製紙株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:野沢徹、以下「当社」)は、株式会社ヨシモト印刷社(本社:静岡県静岡市、代表取締役社長:吉本孝志、以下「ヨシモト印刷社」)および三井化学株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:橋本修、以下「三井化学」)と共同で、各社が有する新素材・技術・設備を活用した新しい紙の環境配慮型包装材『フレパックONE』を提案します。
この度3社で提案する『フレパックONE』は、当社が開発したバリア紙「シールドプラス®」を基材とし、最新フレキソ印刷機による高品質な印刷とヒートシール塗工を1パス加工することで実現した「バリアヒートシール塗工紙」です。環境対応が求められる包装市場における新たな環境配慮型包装材として、食品包装を中心に国内外への提案を進めてまいります。
■ バリアヒートシール紙 「フレパックONE」の特徴
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◎ 水性フレキソ印刷による環境適合性(水系材料・無溶剤)と高度な印刷品質
◎ フレキソ印刷機1パス加工で包材製造が完結することによるリードタイムの大幅な短縮
◎ 基材としてバリア紙を用いることによる内容物保存性
* 当社の包装用紙を基材に用いたノンバリアヒートシール紙もあります。
画像:バリアヒートシール塗工紙「フレパックONE」
(製袋協力:株式会社イシダ様)
■ 層構成イメージ
※三井化学「ケミパール®」
「ケミパール®」は、オレフィンを三井化学独自の技術で水に分散したもので、ヒートシール性・耐油性・耐水性を発現する水系のコーティング剤・接着材です。オレフィン素材を主原料としているため、食品用途に適した銘柄を取り揃えています。
当社は、「紙でできることは紙で。」を合言葉に、社会の課題解決につながる「紙化ソリューション」を推進しています。「シールドプラス®」シリーズは、再生可能資源である木材から製造された環境配慮型素材であるとともに、フィルムにはない紙独特の風合いを付与できる新しいバリア素材です。従来のプラスチックやアルミといったバリア性素材の領域に、「紙」という選択肢を提案するもので、今後もさらなる用途展開を進めてまいります。
「TOKYO PACK 2021 -2021東京国際包装展-」に出展
本製品は、2月24日(水)~26日(金)に開催される「TOKYO PACK2021 -2021東京国際包装展-」(会場:東京ビッグサイト)の日本製紙グループブース(W2-11)・CLOMAパビリオン日本製紙ブース(W4-18)、および三井化学ブース(W4-05)にて参考出品します。ぜひ実物をご覧ください。
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