ニュースリリース多機能段ボール原紙「防水ライナ」を開発~サステナブルな包装材のニーズに応える~

日本東海インダストリアルペーパーサプライ株式会社

日本製紙グループの日本東海インダストリアルペーパーサプライ株式会社 (本社:東京都千代田区、代表取締役社長:武藤 悟、以下「当社」)は、多機能段ボール原紙「防水ライナ」を開発しました。   
 

昨今の環境配慮型製品の普及および脱プラスチックの流れを受け、サステナブルな包装材へのニーズが大きく高まっています。そこで、製紙会社として長年培ってきた紙の製造技術と塗工技術を応用した、リサイクル可能な段ボール原紙を開発しました。この製品は「防水性」以外にも、「防湿性」と「耐油性」を有する多機能段ボール原紙です。

【鮮魚輸送時のイメージ画像】

■ 「防水ライナ」を使用した段ボールケース導入のメリット

防水性の高さ

鮮魚等は発泡スチロール容器に氷詰めして輸送する方法が一般的ですが、「防水ライナ」を用いて製造した段ボールケースは、その防水性を生かし、さらに箱の形状を工夫することで、写真の様に発泡スチロールと同様に氷詰めした製品の輸送を可能にしました。 
 

保管スペース縮小および輸送効率良化

段ボールは折りたたむことで小さくコンパクトになりますので、使用前後の保管時に場所をとりません。当社の実験では保管スペースを87.5%削減する事に成功しました。また、発泡スチロール容器と同内寸の段ボールケースでは、外寸が小さくなるため、積載スペースを30%削減可能で、輸送効率を良化できます。
 

リサイクルが可能

使用後は古紙として、リサイクル可能です。 
 

石油由来原料の削減

同サイズの発泡スチロール容器と比較すると、石油由来原料を約96%削減可能です。 
 

日本製紙グループは、持続可能な社会に向けて、製品の提供を通じて社会の課題解決に取り組んでいます。今後も市場のニーズにお応えする商品開発に取り組み、さらなる用途展開を進めてまいります。 

以上