ニュースリリースCNF強化樹脂「Cellenpia PlasTM(セレンピアプラスTM)」が富士市CNFブランド 第1期に認定

日本製紙株式会社

日本製紙株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:野沢徹、以下「当社」)が開発したCNF強化樹脂「Cellenpia PlasTM(セレンピアプラスTM)が、静岡県富士市の推進する富士市CNFブランド」の第1期の認定を取得しました。

セレンピアプラスTMは、CNFをポリプロピレンやナイロンなどの樹脂へ混練・分散することにより製造される高強度な新素材で、自動車、建材、家電などでの利用が期待されています。部材の軽量化が図れることに加えて、マテリアルリサイクル性に優れるため、プラスチック使用量の削減、及びCO2を主とした温暖化ガス排出削減につながります。当社は7月末日に、富士工場内のセルロースナノファイバー強化樹脂(以下「CNF強化樹脂」)実証生産設備を拡張、サンプル製造能力を拡大し、現在、用途開発の加速に向けて取組んでいるところです。

富士市CNFブランド認定(第1期)は、富士市がCNF関連産業の創出を図るため、産学金官等の連携・ネットワーク作りの場として設立された「富士市CNFプラットフォーム」の事業の一環で、本年8月に創設されました。このたび第1期の認定が決定され、本日認定証の授与式が富士市庁舎内で行われました。

当社ではすでにTEMPO酸化CNF(石巻工場(宮城県石巻市)を産業用途全般向けに、カルボキシメチル化CNF(CM化CNF/江津工場(島根県江津市)を、食品、化粧品用途向けに営業生産・販売しています。これに加えて、「CNF強化樹脂」の大量製造技術と本格的な供給体制を早期に確立することで、「木とともに未来を拓く総合バイオマス企業」として、新素材・CNFの市場創出の強化と、減プラスチック社会の構築や地球温暖化対策(CO2を主とした温暖化ガス排出削減)に貢献してまいります。






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