ニュースリリース日本製紙がラベル循環協会「J-ECOL」に加盟

日本製紙株式会社

日本製紙株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:野沢徹)は、シール・ラベルの使用済み剥離紙の資源循環を普及促進する一般社団法人ラベル循環協会「J-ECOL(Japan Earth Conscious Labeling Association)以下、J-ECOL※1」に加盟しました。

※1 https://www.j-ecol.or.jp/program 

シール・ラベルは物に情報を加える手段の一つとして私たちの生活や企業の事業活動に欠かせない存在です。しかしラベルの粘着部分を保護する用紙(剥離紙)は、使用後は不要となる一方で、構造上、製紙原料として使い難く、多くのものが資源として有効利用できていない状況です。循環型経済に移行する中、安価で便利なシール・ラベルを持続可能な社会でもご使用していくために資源の有効活用を推進し、環境負荷低減に寄与していきます。

◎J-ECOLの活動内容

バリューチェーン(調達・製造・販売・回収)に関わる全ての企業が一体となった資源循環モデルの構築に向けて、企業の枠を超え取り組みます。

具体的には、使用済み剥離紙の提供企業(ラベル使用企業)とリサイクル企業を仲介し、資源循環のサポートをします。そのための分科会活動として普及分科会と技術分科会を予定し、普及分科会では加盟企業様と共に剥離紙の資源化を推進し、技術分科会では再生しやすい剥離紙の検討、剥離紙から取り出した再生パルプの利活用提案、将来的には、使用済み剥離紙を再び剥離紙に戻す水平リサイクルの検討を行っていきます。

◎9月22日現在の加盟企業 ※50音順

①株式会社村田製作所、ロート製薬株式会社

②株式会社山田洋治商店

③日本紙パルプ商事株式会社、日本製紙株式会社

④エイブリィ・デニソン・ジャパン株式会社、王子タック株式会社 、リンテック株式会社

⑤大阪シーリング印刷株式会社、株式会社サトー、株式会社DNPデータテクノ

株式会社ディプロ、株式会社トッパンインフォメディア、TOPPANエッジ株式会社 

◎一般社団法人ラベル循環協会(J-ECOL)の主な活動内容

(1)使用済み剥離紙の再生資源化、普及促進

・分別ガイドラインの策定、会員による分別周知活動

・使用済み剥離紙リサイクルの相談、リサイクル企業とラベルユーザー企業のマッチング

(2)リサイクル技術確立の支援

・再生しやすい剥離紙の設計、再生を促すための補助

(3)リサイクル状況の可視化・情報発信

・環境負荷の可視化、普及活動の進捗に関する情報発信




以上