ニュースリリース「横浜マラソン2025」における給水用紙コップのリサイクルの取り組みについて

日本製紙株式会社

日本製紙株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:瀬邊明、以下「当社」)は、「横浜マラソン2025」において、ランナーがスタート前の準備時間内で利用する給水用紙コップを分別回収し、紙コップの再資源化への取り組みを実施します。


これまで、使用済み紙コップは、紙にプラスチックを貼り合わせて防水加工した複合品である事から、紙繊維を取り出す方法や、紙繊維を取り出した後に残るプラスチックの処理や容器に付着した食品残渣の汚れや臭いなどの衛生上の観点などから、公益財団法人古紙再生促進センターの古紙標準品質規格の禁忌品に指定されており、一般廃棄物として焼却されています。しかし、昨今の紙容器リサイクルに対する市場ニーズに対応し、当社では、長年培ってきたリサイクル技術により、紙コップの表面に貼り合わされているプラスチックと紙をそれぞれの素材に分離し、再生紙繊維を取り出す技術に磨きをかけ、再資源化を実現しております。


日本製紙グループでは、紙コップをリサイクルした再生紙から紙コップを作る水平リサイクルの他に、再生紙から紙糸を作り、さらに布製品"choito®"にするアップサイクルも提案しています。"choito®"では、ロゴを入れたタオルやバッグ、エプロン等を作ることができ、リサイクルに対する付加価値や環境訴求性を高めることができます。




「横浜マラソン」は、2015年に「横浜を走る、世界が変わる」をキャッチコピーに、「する、みる、ささえる」すべての人が楽しめる市民参加型フルマラソンとして開催され、今年でフルマラソン化「10周年」の節目の年となります。

大会では、スタート前のランナーサポートエリアで提供される水あるいはスポーツドリンクは、紙コップで提供され、分別回収されています。当社では、回収された紙コップを引き受け、これを紙の原料としてリサイクルし、資源循環させます。


日本製紙グループは、「木とともに未来を拓く総合バイオマス企業」として、積極的な製品リサイクルに取り組み、「日本製紙グループ環境目標2030」 において 「資源の循環利用の促進」 を掲げております。「紙」 だからこその価値を大切にしているお客様とこれからも新たなリサイクルの輪を拡大し、持続可能な循環型社会の実現に向けて取り組んでまいります。


■「横浜マラソン2025」概要 (https://yokohamamarathon.jp)

・開催日時:10月26日(日)  *雨天決行

【フルマラソン・ペアリレー】 8:30スタート / 15:00終了

【みなとみらい7kmラン】   8:30スタート / 10:00終了

【湾岸ハイウェイラン】    10:00スタート / 15:00終了

【ファンラン(ファミリー・中学生・車いす)】9:40から順次スタート/ 10:45終了

・定員:29,200人

・主催:横浜マラソン組織委員会





以上