ニュースリリースSchool POP®が経済産業省 製造産業局長賞を受賞~2021日本パッケージングコンテストにおいて~

日本製紙株式会社

公益社団法人日本包装技術協会が主催する「2021 日本パッケージングコンテスト」において、日本製紙のストローレス学乳容器「School POP®」がジャパンスター賞/経済産業省製造産業局長賞を受賞しました。

「日本パッケージングコンテスト」は、日本の優れたパッケージングとその技術を開発普及することを目的に毎年開催されており、「包装におけるデザインからロジスティクスに至るまで、その年の最高峰と優秀群」を決定するものです。「ジャパンスター賞/経済産業省製造産業局長賞」はその中でも特に優秀な三作品の一角を占める賞であります。

■受賞内容

ジャパンスター賞 経済産業省製造産業局長賞

ストローレス学乳紙パック「School POP®」 日本製紙株式会社



<開発のポイント>

1.地球環境対策上の大きな課題である「使い捨てプラスチックゴミ」の削減と、日本の将来を担う学童教育の現場での「SDGs 教育効果」を推進するため、「ストロー不要な学乳用紙パック」を開発したこと。

2.技術面では屋根部隙間の狭い学乳容器の屋根下部に補助罫線を施したことで、指を入れやすくし、シール面の一部への熱溶着阻害剤塗布と併せて易開封を実現。ストロー孔はそのまま残し、必要に応じストロー継続使用も可能。直接飲用の際に口が触れる箇所は開封前は外部に露出しておらず、衛生性も担保。

3.学乳生産面では、各乳業メーカー様で当新型容器を使用される場合に当社の販売した多くの充填機で、大きな改造の必要はなく、短期間でスイッチが可能。

4.環境面では学乳紙容器の年間消費量は約 14 億個で、付属のストロー(0.5g)が無くなれば約700tの樹脂使用量を削減できる計算になる。

なお、本製品は本年初頭より高知県の学校給食牛乳で採用されているほか、北九州市や鹿児島県薩摩半島エリアなど次々に採用エリアを拡大しています。

▶関連リンク School POP研究室|カートンラボ

当社は、「木とともに未来を拓く」とのスローガンを掲げ、人々の豊かな暮らしと文化の発展に貢献することを目指し、紙製パッケージの分野に力を入れています。「紙でできることは紙で」を合言葉に、再生可能な資源である「木」から生まれた紙容器の可能性を追求し、これからも様々な提案を行ってまいります。

以上