ニュースリリース「npi抗ウイルス紙」の新型コロナウイルスに対する抗ウイルス効果を確認

日本製紙株式会社

日本製紙株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:野沢徹、以下「当社」)は、「npi抗ウイルス紙」について京都府立医科大学との共同研究により、新型コロナウイルスに対する抗ウイルス効果があることを確認しました。

■新型コロナウイルスSARS-CoV-2(新型コロナウイルス感染症COVID19)に対する効果

京都府立医科大学・廣瀨亮平助教のチームにおいて、npi抗ウイルス紙の紙表面における新型コロナウイルスの生存時間を評価した結果、npi抗ウイルス紙の紙表面においては、一般上質紙に比べて、ウイルスの生存時間が大幅に短縮されることがわかりました。

・ウイルス原液 SARS-CoV-2

・調整ウイルス液 5.0×107(TCID50/ml)1μL,PBS(リン酸緩衝生理食塩水)19μLで調整

・ウイルス塗布量 調整ウイルス液を2μL(1.0×105TCID50)

・接触時間 任意の経過時間毎にDMEM(ダルベッコ改変イーグル培地)+5%FCS(ウシ胎児血清) 1000μLにて回収

各紙サンプル表面におけるウイルス生存時間

坪量(g/m2

一般上質紙

186.1

npi抗ウイルス紙
186.1

ウイルス生存時間

3624.3分
(60.4時間)

150.9分
(2.5時間)


各紙サンプル表面における新型コロナウイルスの安定性


当製品は、通常の印刷用紙と同様に印刷・加工することが可能であるため、さまざまな用途で安心・安全を提供できる製品です。2020年9月に上市、2021年12月にSIAA抗ウイルス加工認証を取得しました。ランチョンマット、紙ファイル、ノート、マスクケース、名刺等に使用可能です。

■ラインアップ

銘柄名称 ;npi抗ウイルス紙

取扱坪量 ;80/㎡、186.1/

■関連リンク

npi抗ウイルス紙がSIAA抗ウイルス加工認証を取得(2021年12月17日付)

「抗ウイルス」性能を持つ印刷用紙「npi抗ウイルス紙」を開発(2020年9月10日付)

以上