ニュースリリースカネカ生分解性バイオポリマー Green Planet®を使用した
ヒートシール紙がブルボン製品の外装で採用

日本製紙株式会社

日本製紙株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:野沢徹、以下「当社」)が、株式会社ブルボン(本社:新潟県柏崎市、代表取締役社長:吉田康、以下「ブルボン」)、株式会社カネカ(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中稔、以下「カネカ」)と共同で開発したカネカ生分解性バイオポリマー Green Planet®を使用したヒートシール紙が、ブルボンの提供する菓子製品の外装で採用されました。

近年、使い捨てプラスチック製品の流出等による海洋プラスチックごみ問題がクローズアップされていることを背景に、バイオマス由来で、かつ生分解性を有する紙素材へ期待が高まっています。このたび採用された包材は、当社が2020年に上市したヒートシール紙「ラミナ®」によって培った塗工技術と、カネカが提供するGreen Planet®のエマルジョン化技術により誕生した新しい環境配慮型の紙包材です。今後、生産・販売体制を整備し、2023年春より、「ラミナ®」の新しいラインナップとして加わる予定です。

■採用製品について

商品名:4種のひとくちスイーツ

内容量:188g(個装紙込み)

発売日:2022年11月15日(火)

価格:オープンプライス

賞味期限:6カ月


■本開発品の特徴

1)本開発品のヒートシール塗工層で主に使用されているGreen Planet®は、カネカが開発した100%植物由来

の生分解性バイオポリマーであり、幅広い環境下で優れた生分解性を有します。

2)循環型資源である「紙」が基材のため、環境適合性に優れます。

3)従来のフィルムラミネート品と比較し、石油由来プラスチックの使用量が大幅に削減されることに加え、

ラミネート工程の省略が図れることでリードタイムの短縮が可能です。

4)食品の二次包装や日用雑貨・文具など、多岐用途での検討が可能です。

                                      (図の提供:ブルボン)


(参考)国際基準ISOに準拠した下記試験をカネカにて実施

崩壊性試験:30℃海水中、サンプル(コート紙)が2週間以内に2mm角篩を全て通過

生分解性試験:30℃海水中、サンプル(コート層粉体)の生分解度が50日以内に80%以上

当社は、「紙でできることは紙で。」を合言葉に、社会の課題解決につながる「紙化ソリューション」を推進しています。今後、環境適合性に優れる「紙」に様々な機能を付与することで従来の軟包装領域に新しい選択肢を提案していきます。

■関連リンク 
カネカ生分解性バイオポリマー Green Planet®製品情報
https://www.kaneka.co.jp/solutions/phbh/index.html

ラミナ®製品情報
https://www.nipponpapergroup.com/products/package/thick_paper/lamina.html

以上