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写真

川村 忠幸

石巻工場製造部原質一課
研究・生産系

バイオサイエンス研究卒業。2008年入社、岩国工場 原質部 調成課配属。2010年、石巻工場 原質部原質一課異動。2012年、原質部が製造部へ部署名変更。

※所属部署・経歴は取材当時のものです。

仕事内容

紙の原料・パルプを作る。

写真原質一課では、古紙のインクを除去して作る脱墨パルプ(DIP)と丸太やチップを磨り潰して作る機械パルプ(GP、TMP)を製造しています。パルプとは紙の原料となる繊維の事で、他にも木材チップを煮て作る化学パルプ(KP)などがあります。製造する紙により求められる品質が異なるため、紙に合わせたパルプを製造し、次の抄紙工程に安定的に供給することが求められます。
私は、技術スタッフとして主に操業の安定化と改善に取組んでいます。日々操業状況を確認し、設備のトラブルやパルプの品質に異常や変動(白色低下や異物混入等)の兆候があれば、その原因を調査し、対策の立案・改善を行い、操業安定化に努めます。また、コストダウンやパルプの品質向上といった操業改善を図るため、生産条件の最適化に努めます。品質や操業データを日々測定・収集し、最適条件の仮説を立て、テーブルテストで検証、効果を確認したら実機でテストします。実機テストでは、試算やテーブルテスト同様の結果が出るか再現性を確認し、結果が出るまで試行錯誤を繰り返します。必要な場合は設備改造を行いますので、工事の立案、必要な仕様の検討など、工場の設備部門と一緒に進めます。

日本製紙を選んだ理由

大学時代の専攻を活かせる職場。

植物バイオマスは地球上で最も多い資源の一つであり、再生可能な資源であることから注目、期待されています。私は、大学時代の専攻が植物バイオテクノロジーであったため、植物の有する可能性に興味を抱いていました。紙パルプ産業は、植物バイオマスの利用・活用技術を追求し、環境に配慮したエコロジーな産業です。
その中でも当社は、植林事業から紙加工まで一貫した事業展開し、紙以外の新規事業にも力を注いでいます。また、グローバル事業を積極的に展開していることから、力強い企業であると感じ、志望する決め手となりました。

これがやりがい!

自分の考えが形になるワクワク感。

写真立案したコストダウン策や品質向上案が導入され、その効果が確認できた際にやりがいを感じます。また、そこに至るまでにアイデアが浮かんだ瞬間のワクワク感、実機テストでの効果が出るかどうか結果を待つドキドキ感は病み付きになり、色々なことにチャレンジしたくなります。そのためにも、現状に満足することなく常に疑問を抱き、これまでの事例にとらわれない柔軟な発想を持って仕事をすることが重要であると考え、日々の小さな仕事でも何段階も掘り下げて核心に迫っていくことを意識しています。
また、通常業務とは異なりますが、震災からの石巻工場の復興において、設備の復旧担当として、自身の担当する設備の被害状況の調査や復旧計画の作成、進捗管理を一人で行いました。その設備が再稼動し、出来上がったパルプを手にした時は、これまで感じたことのない格別な喜びがありました。

これまでの経験から学んだこと

多様なアプローチ、柔軟なアクション。

これまでに、私は岩国工場と石巻工場の二工場を経験しました。たった二工場ではありますが、以前よりも幅広い視野で紙の生産を観ることができ、自身のスキルアップに繋がったと考えます。なぜなら、同じ原質課の業務であっても工場毎に異なる製造工程や独自のノウハウなどがあり、様々なアプローチの仕方があることを学ぶことができたからです。
また、紙はいくつかの製造工程を経て完成し、それぞれの工程を担当している部署の業務は大きく異なります。各部署での業務を把握することで、前後の部署に求められる品質・改善すべき事項がより明確になり、次工程が操業安定できるよう、柔軟にアクションができるようになります。

未来を拓くために、わたしは…

バイオマス資源を活かした新規事業への展開。

写真多くの工場および部署で経験を積み、上流から下流まで紙の生産を管理できるようなプロフェッショナルを目指しています。その中で、品質向上・コストダウン等の生産効率の改善を積み重ね、会社の収益の貢献に繋げていければと思います。
また会社としては、紙の品質・生産効率の向上を目指すことはもちろんのことですが、植物バイオマス資源は、紙以外にも大きな可能性を秘めています。バイオマス資源の総合的利用技術を確立し、新規事業を発展させていくことも重要であると思います。

マイブーム

バスフィッシング

夏はブラックバスフィッシング、冬はスノーボードで休日を満喫しています。どちらも幼い頃から続いている趣味です。入社後、人生初のバスボートでの釣りを体験することができ、貴重な思い出となりました。また、私は大阪出身であるため、東北地方のゲレンデとは無縁でした。こちらの雪質は極上です。会社の保養施設がスキー場にあり、よく利用しています。

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