EMPLOYEE INTRODUCTION

TOP > 社員紹介 > 社員紹介 事務・林材系

  • 機械系、電気電子系
  • 研究・生産系
  • 事務系・林材系

写真

有本 敦

原材料本部
林材部

農学部 林学科卒業。2000年入社、岩国工場 原材料課配属。2003年原材料本部 林材部海外植林推進室ピーターマリッツバーグ事務所(南アフリカ共和国)異動。2008年、原材料本部 林材部異動(帰国)。2010年、大昭和北米コーポレーション(株)(DNAC)出向。2012年、日本製紙 原材料本部 林材部復職。

※所属部署・経歴は取材当時のものです。

仕事内容

原材料であるパルプの調達・需給管理。

写真林材部は、原材料の調達部門の中でも、主に工場で使用するチップやパルプの調達と需給管理、所有する海外植林事業会社の経営管理などを行っています。チップというのは、木材を3cm角程度に細かく砕いたもので、これを薬品と一緒に煮る事で繊維を取り出し、紙の原料として使用します。パルプというのは、紙の主原料となる木の繊維のことで、木(チップ)や古紙などから取り出して作られます。
私は林材部の中でパルプ調達と販売を担当するチームにおり、パルプの日本製紙グループ内融通販売が主担当です。日本製紙グループの各工場では、それぞれパルプの生産量や種類に違いがあります。余っている工場から不足している工場、更にはグループ外の会社にもパルプを販売することで、各工場が効率良くその生産設備を稼働できるようにするのが私の仕事です。
パルプの生産量や使用量は日々変動するため、こまめに工場と連絡を取り合いながら、販売計画を調整しています。 グループの工場では生産していないパルプ品目の調達や調達ソースの多様化のために、国内外からパルプを購入する担当者が他にもいて、パルプ担当のリーダーを含めた3名のチームで日々連携をとって仕事をしています。

日本製紙を選んだ理由

林業の活性化に貢献したい。

大学で林学を学んだことで、森を大切にしながらも林業を活性化し、再生可能な資源である「木材」を有効利用することが環境保全や地方経済のために大切だと思っていました。公務員の林業職という選択肢も考えましたが、日本製紙が国内に大きな社有林を保有し、海外でも植林事業を推進していること、木材から紙だけではなく化成品など様々なものを作っていることを知り、ここで働くことが大学時代に思い描いた仕事だと考え、日本製紙を選びました。

これがやりがい!

工場の円滑な操業を支える。

写真パルプの販売計画は、生産工場の操業状況や使用工場の事情、悪天候による輸送の遅延等、色々な理由で頻繁に計画が変更となります。そんな時に対応が遅く、誤った判断をすると紙の生産に影響が出たり、工場のパルプ在庫が増えすぎたりと大きなロスを生んでしまいます。しかし、そのような時こそ冷静に対応する必要があります。素早く工場や輸送会社と連絡を取って状況を確認し、パルプチーム内で対策を検討、国内外のパルプ需給を見ながら最も適切な対応をとることで、工場が円滑に操業を継続することが出来る。そこにやりがいを感じます。

これまでの経験から学んだこと

海外赴任で世界市場の動向を実感。

入社後約10年間は、工場におけるチップの需給管理、南アフリカの植林事業、本社で海外植林事業会社の管理に携わりました。それまで、パルプに関してはあまり知識が無かったのですが、バンクーバーの大昭和北米コーポレーションという会社に出向していた時に、現地のパルプサプライヤーからパルプを購入し、それを日本製紙のグループ会社に販売する仕事を担当した際に会得しました。また、バンクーバーには別のグループ会社がパルプ工場を経営していたので、生産側の状況についても知ることができました。
これらの経験を通じて、北米のパルプメーカー事情、国際的なパルプ市況の動き方や世界の主要パルプメーカー等に関する基礎知識をもつことができました。現在の業務においても、販売価格の設定の際や需給計画への反映時など、大切な場面で活かすことができています。

未来を拓くために、わたしは…

バイオマスを利用したエネルギー供給で林業の活性化を。

写真製紙業という内需型産業にありながら、日本製紙はこれまで「未来を拓く」ために積極的に海外に進出し、また、紙以外の事業分野も大切に育ててきた歴史があり、これからも日本製紙は「未来を拓く」ことを止めないと思っています。
私の創りたい未来は、自分の入社動機にもある通り、再生可能な資源である「木材」の有効活用、地方経済の活性化です。日本製紙が、紙生産に加え、バイオマスを利用した燃料・電気・熱供給を中心とした地域規模での事業を展開し、日本各地にある社有林を含む森林の活用や林業・製材業の活性化につなげることで、この未来を実現する事が出来ると思います。そして、日本製紙を、これまで以上に愛される企業にしたいと思います。

マイブーム

インラインスケート

バンクーバーに駐在していた時に、海岸沿いの道をインラインスケートで颯爽と滑る人々を見て、自分も同じように滑りたいと思いを馳せていましたが、帰国直前にようやく購入し、よちよち滑っただけで終了しました。将来の趣味の候補です(笑)。

写真

  • 機械系、電気電子系
  • 研究・生産系
  • 事務系・林材系