森林経営・原材料調達に関わる責任原材料調達の現状
古紙の利用を積極的に進めていくとともに持続可能な経営が実践されている森林から木質資源を調達します。
紙の原材料調達の現状
古紙と木質資源を主要原材料としています
紙製品の主要原材料の内訳※1(2017年度)

- ※1国内連結会社
- ※2購入古紙パルプを含む
日本製紙グループの主要製品は紙製品であり、その原材料の53.7%を古紙が占めています。残る46.3%が、主に木材チップなどの木質資源です。
古紙の安定調達の取り組み
古紙の回収は、ゴミ減量に加え、資源の再利用策としても年を追うごとにその重要性は増しています。日本の製紙業にとっても、古紙は原材料の過半を占める不可欠な資源となっています。
こうした現状をふまえて、日本製紙グループでは、長年にわたって古紙業界とともに築き上げてきた安定的な調達体制を維持して、古紙のリサイクルを推進しています。
木質資源の安定調達の取り組み
日本製紙(株)の木質原材料調達においては、大部分を木材チップ、一部をパルプとして調達しています。木材チップは海外から6割強を、国内で4割弱を調達しています。海外材チップは安定調達のため、オーストラリアや南米など世界各地から輸入しています。
日本製紙(株)が調達している木質原材料(チップ)の調達地別内訳(2017年度)

広葉樹の資源構成(3,142千トン)

針葉樹の資源構成(1,233千トン)

- ※もともとあった森林が、伐採や火災などの後、自然または人為的に再生した林
日本製紙(株)が調達している海外材チップの生産国および樹種(2017年度)
- 広葉樹
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国 構成比 樹種 オーストラリア 29% ユーカリ 南アフリカ 23% アカシア ブラジル 18% ユーカリ、
アカシアベトナム 16% アカシア チリ 14% ユーカリ 合計 100%
- 針葉樹
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国 構成比 樹種 オーストラリア 79% ラジアータパイン
アメリカ 13% ダグラスファー ロシア 8% エゾマツ 合計 100%